
いまだ無所属状態のスター選手たち【写真:Getty Images】
ヨーロッパでは2026/27シーズンが開幕し、欧州各地で長く険しい1年が始まっている。それと同時に移籍市場も終盤を迎え、多くの選手が新たな環境に身を置き再出発を図っている。現在無所属の選手は移籍市場のデッドラインが存在しないが、いち早く移籍先を決め、チームに合流したいはずだ。今回は、シーズン開幕後も所属先が決まっていない、往年の名選手たちをピックアップし紹介する。[3/5ページ]
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オレクサンドル・ジンチェンコ(ウクライナ代表)

アヤックスを退団したオレクサンドル・ジンチェンコ【写真:Getty Images】
生年月日:1996年12月15日
前所属クラブ:アヤックス(オランダ)
25/26リーグ戦成績:5試合0ゴール0アシスト(ノッティンガム・フォレスト)
2試合0ゴール0アシスト(アヤックス)
【19歳でマンC加入】
ウクライナが誇るテクニシャンの2025/26シーズンは最悪だった。
シャフタール・ドネツクのアカデミー在籍経験もあるジンチェンコは、2015年にロシアのFCウファでプロデビューを果たした。
同選手がマンチェスター・シティに加入したのは、それからわずか1年後のことだ。当時19歳の逸材はイングランドの地で輝くチャンスを得た。
その後、PSVへのレンタル移籍を挟み、17/18シーズンからシティの一員としてプレー。本職は中盤だが、同クラブでは左SBの位置で起用され、“ペップサッカー”を成立させるために必要不可欠な偽SBの役割を任されている。
怪我がちであり、負傷によりたびたび離脱したが、試合に出場すればそのテクニックで試合を優勢に保ち、クラブの中で確かな地位を築き上げた。
【加入2試合目で大ケガ】
2022年に加入したアーセナルでは、シティでコーチを務めていたミケル・アルテタのもと、左SBのレギュラーとして22/23シーズンの躍進を支えた。
しかし、守備の軽さが、左SBに守備強度を求める監督の方針と合わず、出場機会は年々減少。残り契約年数が1年となった昨夏、ノッティンガム・フォレストへとレンタル移籍で加入することとなった。
だが、この移籍は完全に失敗に終わった。ジンチェンコ加入はフォレストのフロント主導であり、2度の監督交代でもジンチェンコに確固たる地位は築けなかった。1年間のローン移籍という契約を半年に短縮し、アヤックスへ完全移籍で加入している。
アヤックスでもこの流れを払しょくできず、加入2試合目となったシッタート戦で左膝の前十字靭帯損傷という大けがを負ってしまった。シーズン中の復帰は絶望となり、失意のままジンチェンコは無所属状態となっている。
FIFAワールドカップ・北中米大会ではスペイン代表のユニフォームを身にまとい決勝戦を観戦する姿をSNSに投稿していたジンチェンコだが、実戦復帰の時期は未だ明らかにされていない。