2026/27シーズンのJ1リーグが開幕して約3週間が経過し、全クラブがホーム初戦を終えた。「秋春制」への移行は、スタジアムの客足にどのような変化をもたらしているのだろうか。今回は、J1全クラブにおける「ホーム開幕戦」の観客動員数をランキング化。過去シーズンのデータと比較しながら、開幕時期の変更が集客に及ぼした影響を分析する。[2/5ページ]
4位:名古屋グランパス
ホーム開幕戦観客数:40,494人
ホーム開幕戦対戦相手:清水エスパルス(第1節)
【前年より約1万人増】
名古屋グランパスは2026/27シーズンのJ1リーグ開幕戦で、豊田スタジアムに40,494人の観客を迎え、ホーム開幕戦の動員ランキングで4位に入った。
名古屋は2025シーズンのホーム開幕戦でヴィッセル神戸と対戦し、31,088人の入場者数を記録していた。そこから約1万人の増加で、秋春制への移行によって、開幕戦の動員力をさらに伸ばした格好だ。
【夏場の集客力】
ただし、名古屋はもともと、夏場の集客力に強みがあったことも忘れてはいけない。
例年夏場には、豊田スタジアムで「鯱の大祭典」という大型イベントを開催しており、多彩な企画やファミリー層向け施策によって高い動員実績を誇ってきた。
実際、2025シーズンも8月23日の川崎フロンターレ戦でシーズン最多となる40,055人を記録したほか、同月のホーム3試合で平均39,922人という驚異的な数字をたたき出している。
2026/27シーズンは、「鯱の大祭典」を2度行うことを決定。開幕の時期を夏の陣として開催するとし、冬の陣は2027年2月から3月に開催するとした。
今回の「開幕戦」単体で見れば前年から大幅な増加だが、これはもともと集客力の高い「夏場」と「シーズン開幕の話題性」が重なった結果とも言える。イベント効果の相乗が落ち着く今後のシーズン中盤以降、この動員力を維持できるかが注視される。

