2026/27シーズンのJ1リーグが開幕して約3週間が経過し、全クラブがホーム初戦を終えた。「秋春制」への移行は、スタジアムの客足にどのような変化をもたらしているのだろうか。今回は、J1全クラブにおける「ホーム開幕戦」の観客動員数をランキング化。過去シーズンのデータと比較しながら、開幕時期の変更が集客に及ぼした影響を分析する。[4/5ページ]
2位:浦和レッズ
ホーム開幕戦観客数:48,707人
ホーム開幕戦対戦相手:サンフレッチェ広島(第2節)
【根強い人気】
2026/27シーズンのJ1リーグ、ホーム開幕戦で2番目に多くの観客を集めたのは浦和レッズだった。第2節でサンフレッチェ広島と対戦し、48,707人を動員した。
この数字は、51,009人を記録した2025シーズンのホーム開幕戦(対柏レイソル)と比較すると95.5%とわずかに減少した。
それでも、お盆と猛暑が重なる極めて厳しい条件下でこの動員を記録したこと自体が、浦和の根強い人気とスタジアムの熱量を物語っている。
【気になる減少だが…】
多くのクラブが前年比100%超という動員増を記録する中、浦和の減少は気になるところだろう。ただ、背景には大きく2つの要因が考えられる。
第一に、ホーム開幕戦の開催日が「お盆休みの終盤」にあたる8月15日だったという日程上の巡り合わせだ。
開幕節をホームで戦ったクラブの方が動員を伸ばしていることがうかがえ、浦和は帰省やレジャーによる地元客の流出をより直接的に受ける形となったことが考えられる。
第二に、浦和はもともと2025年のホーム開幕戦で5万人を超える極めて高い動員実績を誇っていた。
特に相手が地理的に近い柏となれば、相手サポーターの来場も期待でき、他クラブのように動員数をさらに積み増す「伸びしろ」自体が少なかった点も挙げられる。
それでも、今回記録した48,707人という数字は、2025年の「8月平均動員数」(38,310人)を1万人以上も上回っている。猛暑とお盆後半という集客のブレーキ要因を、「シーズン開幕」への期待感が凌駕した格好だ。

