5連敗。今季J1に復帰したジェフユナイテッド千葉はまだ暗いトンネルの中を歩き続けている。最後の最後で敗れたファジアーノ岡山戦、緊急出場した田口泰士はアシストという目に見える結果を残したが、チームを連敗脱出に導くには至らなかった。その試合後、見えない光を探すように口にした思いとは。(取材・文:石田達也)[2/2ページ]
「これだけ負けていても、前節まで試合後にポジティブな声かけをしてくれていましたし、そういう人たちのためにしっかり結果を残したいと思っていました。
今日も最悪な結果になってしまって、どんどんそういう声っていうのは僕たちにぶつけてほしいですし、選手も本当に自覚を持ってやらないと、このままズルズルといってしまう。そこはサポーターの皆さんには厳しい声かけを僕はしてほしいなと思います」
この悔しさは勝利でしか晴らすことはできない。
「毎試合、結果が出ていなくて、毎試合後に言っていますけど、下を向いている暇はないので、それしか言えないです。下を向いていても何も変わらないと思いますし、またすぐに試合が来るので気持ちを切り替えて、フレッシュで臨めるかが大事だと思いますし、そこに向けてしっかりとやっていきたい」
見えない光を探すように、こう言い残して背番号4はミックスゾーンを後にした。
次の試合は中3日。チームは顔を上げて準備をするだけである。自分たちが狙いとする時間帯も増えているが、サッカーの根底にある、相手より戦うことやハードワークで相手を上回ることは絶対に必要な部分だ。
常に勝負は紙一重だが、絶対に負けない、という情熱と技術を融合させ、目の前の試合に全力を尽くす。それがこの暗闇を切り裂く、光の筋となるはずだ。
明けない夜はないのだから――。
(取材・文:石田達也)
【著者プロフィール:石田達也 フリーライター】
千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。
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