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J1 7時間前

“非エリート”からプロへ!中学世代まで町クラブで育ったU-20選手5選

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
中学世代まで町クラブで育ったU-20選手
中学世代まで町クラブで育ったU-20選手5選【写真:Getty Images】



 Jリーグクラブの下部組織が育成の主流となりつつある現代においても、中学生年代までは地域の”町クラブ”で腕を磨き、10代でJ1の舞台に駆け上がった選手もいる。そこで今回は、異色の育成ルートを辿った才能たちの 「ホーム」に迫る。[4/5ページ]


神田奏真(かんだ・そうま)

神田奏真 東京ヴェルディ
東京ヴェルディでプレーする神田奏真【写真:Getty Images】

生年月日:2005年12月29日
所属クラブ:東京ヴェルディ
2026/27シーズンリーグ成績:4試合0得点

【何かとアニバーサリーな点取り屋】

 大阪府大阪市出身の神田奏真は、大阪東淀川FCのジュニア・ジュニアユースを経て、静岡学園高校に進学した。

 1年時からメンバー入りし、2年時にレギュラーを確保。3年時の2023年12月29日、自身18歳の誕生日に行われた第102回全国高校サッカー選手権大会1回戦で、立て続けにヘディングで2ゴールを記録し、チームの6-0快勝に貢献した。

 高校卒業後は川崎フロンターレへ加入。2024年11月26日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)グループリーグ第5節ブリーラム・ユナイテッド戦でデビューを果たすと、後半アディショナルタイムにチーム3点目となるプロ初ゴール。18歳での鮮烈な船出となった。

 J1リーグ初出場は同年12月8日のアビスパ福岡戦だが、J1での初ゴールは翌2025年6月25日のアルビレックス新潟戦まで持ち越しとなっている。

 2026年前半に行われたJ1百年構想リーグを含む川崎での2年半を経て、現在は東京ヴェルディに期限付き移籍中だ。
 
 2026/27シーズンではリーグ戦でのゴールがまだないが、8月26日に行われた天皇杯2回戦、ヴェルディとの試合では4-1勝利につながる先制点を奪った。リーグではチームも苦戦している状況にあるが、何かのきっかけになる可能性は十分にある。



【連綿と紡がれる“静学10番”の系譜】

 神田の出身チームである大阪東淀川FCは、Jリーグへの「登竜門」とも言える存在だ。

 同クラブの先輩には、鹿島アントラーズから湘南ベルマーレへの期限付き移籍を経て鹿島に復帰し、現在はアビスパ福岡でプレーする名古新太郎がいる。名古は小学4年から中学まで大阪東淀川FCに所属し、静岡学園高校で背番号「10」を託された。

 もうひとりの先輩・松村優太も同じ大阪市東淀川区出身で、静岡学園では2年生から背番号「10」を担当。3年時の2019年、同校24年ぶりとなる全国高校サッカー選手権優勝の中心選手となり、2020年に鹿島へ加入した。

 松村もまたヴェルディへの期限付き移籍を経験しており、奇しくも神田は先輩がかつて武者修行の地とした古巣へ、同じように研鑽を積みに出た格好になる。

 大阪の町クラブから静岡学園を経てJリーグへ。名古、松村、そして神田と、世代を超えて同じ道筋が引き継がれている。

 ひとつの町クラブが特定の高校とのパイプを築き、次々と才能を送り出す構図は、他の事例と同様、日本サッカーの育成における「点と点をつなぐ」役割を体現していると言える。

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