アトレティコ・マドリードで嫌われた選手【写真:Getty Images】
今夏、アトレティコ・マドリードを揺るがしたのが、エースのフリアン・アルバレスをめぐる移籍騒動だ。バルセロナへの移籍を望んだことで、残留が決まった後もサポーターから激しいブーイングを浴びている。しかし、アトレティコでは過去にも、移籍や発言をきっかけにファンとの関係が悪化した選手がいた。今回は、かつて愛されながらも、その後の行動によってサポーターから厳しい視線を向けられるようになった5人を紹介する。[1/5ページ]
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FW:フリアン・アルバレス(アルゼンチン代表)

アトレティコ・マドリードに所属するフリアン・アルバレス【写真:Getty Images】
生年月日:2000年1月31日
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
アトレティコ・マドリード通算成績:108試合49得点17アシスト
【今夏の移籍市場を最も騒がせた男】
今夏の移籍市場において、最も話題をさらったのは、アトレティコ・マドリードに所属するアルゼンチン代表FWのフリアン・アルバレスだ。
2024年夏、マンチェスター・シティから移籍金7500万ユーロ+最大2000万ユーロのボーナスで加入。クラブ史上2番目に高額な補強として大きな期待を背負うと、加入1年目から公式戦57試合29ゴールを記録。チームの攻撃を牽引する存在となった。
しかし、2026年夏に状況が一変する。
FIFAワールドカップ2026(北中米大会)期間中、アルバレスはアルゼンチン代表の試合後、自身の将来について「移籍することが全員にとって最善だと思う。自分の夢をかなえたい」と発言。アトレティコ退団を希望していることを公の場で明かした。
その“夢”として浮上したのが、アトレティコと同じラ・リーガに所属するバルセロナだった。
アトレティコはアルバレスを簡単に手放すつもりはなく、クラブは交渉そのものを拒否。最終的には、バルセロナへの移籍を望むアルバレス側とアトレティコの間で緊張が高まっていった。
【アルバレスとサポーターの間に広がった溝】
アトレティコ側は、アルバレス本人や周囲が移籍を望むことに不快感を示した。
一方、アルバレス自身も退団の意思を変えず、バルセロナ移籍を望み続けた。アトレティコは最終的に「バルセロナとは交渉しない」という姿勢を貫き、クラブの取締役会もその方針を全会一致で支持。今夏の移籍は実現しなかった。
しかし、一度公の場で退団の意思を示し、しかも移籍先としてライバルクラブのバルセロナを望んだことで、ファンとの間には少なからず溝が生まれた。
第2節のビジャレアル戦では、ベンチスタートとなったアルバレスが途中出場でピッチに投入された際、スタンドから地鳴りのような激しいブーイングが飛んだ。
さらに試合後、アトレティコの選手たちがサポーターへの挨拶に向かう中、アルバレスだけがロッカールームへ直行。この行動は現地で大きく報じられ、今夏の騒動によって生じたサポーターとの溝を象徴する場面となった。
まだ加入から2年しか経っていないにもかかわらず、今夏の騒動によって“期待のエース”から一転、サポーターとの関係に亀裂が生じたアルバレス。果たしてこの先、両者にどのような展開が待ち受けているのだろうか。