
バルセロナで花を咲かせられなかったカンテラ選手【写真:Getty Images】
ラ・リーガに所属するバルセロナは、世界屈指の育成組織『ラ・マシア』で数多くの若き才能を磨いてきた。メッシ、イニエスタ、ヤマルといったカンテラーノたちはピッチ上でクラブの哲学を体現している。一方、ラ・マシア産の逸材として高い期待を背負ってトップチームに辿り着いたものの、活躍することができずに他クラブへと去っていったカンテラ選手も多い。今回は、バルセロナで花を咲かせられなかったカンテラ選手を5人ピックアップして紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(9月5日時点)。[5/5ページ]
FW:ジェラール・デウロフェウ

ジェラール・デウロフェウ【写真:Getty Images】
生年月日:1994年3月13日
バルセロナ在籍期間:2003年7月1日~2015年7月1日/2017年7月1日~2018年7月1日
現所属クラブ:なし(無所属)
【“神の子”の牙城を崩せず】
アダマ・トラオレのケースと同様、一度他クラブへ移籍してからバルセロナに戻ってきた選手の代表格がジェラール・デウロフェウだ。
天性のドリブル技術を持ち、ラ・マシア時代は“天才”の呼び声が高かったウインガーをもってしても、バルセロナのトップチームで定位置を掴むことはできなかった。
2003年、9歳のデウロフェウはラ・マシアの門を叩いて厳しい競争の世界に身を置いた。各カテゴリーを順調にステップアップしていくと、2011年3月にはBチームデビュー。翌4月には名将ジョゼップ・グアルディオラ率いるトップチームに初招集された。
だが、デウロフェウの主戦場である右ウイングには“神の子”リオネル・メッシが君臨しており、メッシが偽9番を担う時にもアレクシス・サンチェスやペドロ・ロドリゲスといった一線級の選手たちが同ポジションを務めていた。当然の如くデウロフェウの出番は限られ、2015年7月にはエヴァートン(イングランド)に完全移籍する形でバルセロナを去っていった。
【バルサ以外では活躍】
2017年7月にはバルセロナが買い戻したことで古巣復帰が実現したものの、デウロフェウは勝負をかけた2017/18シーズンのラ・リーガで10試合1ゴール1アシストとインパクトを残せなかった。
その後は、2020年10月にローン移籍したウディネーゼ(イタリア)で背番号「10」を背負い、中心選手として活躍。バルセロナでは披露する機会がほとんどなかった鋭いドリブルと得点感覚を披露してみせた。
2023年1月に負った膝の大怪我でキャリアは下降線を辿ってしまったが、プレミアリーグとセリエAで爪痕を残したデウロフェウの実力は本物だ。
【著者プロフィール:編集部】
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