
バルセロナで花を咲かせられなかったカンテラ選手【写真:Getty Images】
ラ・リーガに所属するバルセロナは、世界屈指の育成組織『ラ・マシア』で数多くの若き才能を磨いてきた。メッシ、イニエスタ、ヤマルといったカンテラーノたちはピッチ上でクラブの哲学を体現している。一方、ラ・マシア産の逸材として高い期待を背負ってトップチームに辿り着いたものの、活躍することができずに他クラブへと去っていったカンテラ選手も多い。今回は、バルセロナで花を咲かせられなかったカンテラ選手を5人ピックアップして紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(9月5日時点)。[1/5ページ]
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DF:マルク・ククレジャ

マルク・ククレジャ【写真:Getty Images】
生年月日:1998年7月22日
バルセロナ在籍期間:2012年7月1日~2020年7月1日
現所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
26/27リーグ戦成績:3試合0ゴール0アシスト
【ククレジャに立ちはだかった壁】
攻撃能力に優れたラ・マシア産の左サイドバック(SB)としてファンから大いに期待されていたマルク・ククレジャは、2017年10月にはトップチームデビューを果たした。だが、偉大なる“先輩”が同ポジションに君臨しており、ククレジャは主力を担うことができずにバルセロナを去っていった。
トップチームに到達するというあまりに狭き門をくぐったククレジャですら、バルセロナで定位置を掴むのは至難の業だった。
ククレジャが昇格した頃のトップチームには世界最高峰の左SBとして君臨していたジョルディ・アルバが在籍しており、若きククレジャにとってはあまりに大きな壁だった。優れた攻撃性能を発揮した試合もあったが、継続的な出番は得られず。
ククレジャは成長を促進させるためにエイバルやヘタフェといったスペイン国内のクラブへ武者修行に出された。
【今季から宿敵に電撃移籍】
結局、2020年7月にローン移籍先のヘタフェが買い取りオプションを行使し、ククレジャはバルセロナで輝きを放つことなく退団した。後にブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンで才能を開花させると、チェルシーではUEFAカンファレンスリーグ(UECL)やFIFAクラブワールドカップ優勝に大きく貢献。今年6月には、古巣バルセロナの永遠のライバルであるレアル・マドリードに電撃移籍した。
プレミアリーグで世界屈指の左SBとなった男は、十分な出場機会を得られなかったバルセロナに凱旋帰還するという選択肢を取らなかった。
2026/27シーズンの『エル・クラシコ』では、ククレジャの耳にバルセロナファンからの痛烈な野次が飛び込んでくるだろう。