
【写真:Getty Images】
移籍市場で大金を投じれば、必ずしもチームが強くなるわけではない。むしろ、補強の意図やポジションのバランスが欠けば、巨額の投資がそのままリスクになる。今夏も欧州では、多額の移籍金を費やした一方で、スカッドに明確な穴を残したクラブがいくつもあった。今回は、今夏の移籍市場で「買い物が下手だった」と言わざるを得ない欧州クラブを5つ紹介する。[5/5ページ]
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

【写真:Getty Images】
獲得した選手数:4人
獲得額合計:1億7320万ユーロ(約320億円)
放出額合計:5565万ユーロ(約104.8億円)
【最終ラインの補強が進まず】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に返り咲いたマンチェスター・ユナイテッドは、1億7320万ユーロ(約320億円)もの移籍金を使って4選手を獲得した。
しかし、控えGKのカール・ダーロウを除く3選手はいずれもボランチ。左SBやCBなど、他の手薄なポジションに厚みを加えることができなかった。
昨季のマンチェスター・ユナイテッドは国内のみの戦いで公式戦40試合しか戦わなかったため、選手層は大きな問題とならなかった。しかし、CLにも挑戦することになるキャリック監督をサポートするような補強ができなかったのは、大きなマイナスだ。
【カゼミーロの後継者は不在のまま】
獲得した3選手も、ユーリ・ティーレマンス、カルロス・バレバ、アンドレイ・サントスと、いずれもプレミアリーグ経験者だ。しかし、前任のカゼミーロのように中盤でバランスを取れるキャラクターの選手は不在だ。
契約解除条項を発動して獲得したティーレマンスは安価な獲得となったが、5630万ユーロ(約104.1億円)の移籍金で獲得したサントスと、7590万ユーロ(約140.4億円)の移籍金で獲得したバレバは、明らかなオーバーペイだ。
前者はチェルシー時代にプレミアリーグで結果を出せず、後者は昨季にワーストとも言える不安定なシーズンを過ごした。
この2人が戦力として機能しなければ、厳しいシーズンを過ごすことになりそうだ。
【著者プロフィール:編集部】
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