9月・10月の連戦に臨むサッカー日本代表のメンバーが17日に発表される。注目ポイントは、やはりFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)からどれほどの変更があるかだ。そこで今回は、所属クラブでのパフォーマンスなどの観点から、メンバー外となってもおかしくはない5人を北中米W杯メンバーからピックアップした。※成績は13日時点[4/5ページ]
GK:大迫敬介(おおさこ・けいすけ)
生年月日:1999年7月28日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2026リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト
日本代表通算成績:11試合8失点
【クラブで失った定位置】
2番手の座が揺らぎ始めている。
2019年に日本代表デビューを果たした大迫敬介は、2022年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会出場こそ逃したものの、同大会後に森保ジャパンの1番手GKになった。2023年9月に行われたドイツ代表との国際親善試合ではゴールマウスを託され、4-1の歴史的勝利に貢献した。
その後は鈴木彩艶の台頭があり、控えに回ったものの、2番手の座を死守。北中米W杯のメンバーにも選ばれている。
しかし、9月からスタートする第3次森保ジャパンのメンバーに、大迫の名はないかもしれない。
2026/27シーズンの明治安田J1リーグはここまで7試合を消化しているが、大迫の出場は「1」。昨年冬に松本山雅FCからやってきた大内一生にスタメンの座を奪われた格好だ。
【海外移籍破談が招いた不運】
大迫にとっては不運だった。
広島は7月末、大迫が海外移籍に向けた準備のためチームを離脱すると発表。複数メディアの報道でベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ移籍が秒読みとされていた。
ところが一転、初の欧州移籍は白紙に。結局、大迫は広島に留まり、新シーズンの開幕を迎えている。
バルトシュ・ガウル監督は大迫不在を想定してチーム作りを始めていたことが大きいだろう。彼が残留しても先発で起用せず、大内を信用し続けている。大内自身も、プレースキックの精度の高さが際立っており、広島の戦術には欠かせないピースとなっている。この牙城を崩すのは容易ではないと思われた。
しかし、今後は状況が変わる可能性がある。
6-1で勝利したセレッソ大阪戦後、ガウル監督は欧州の移籍ウインドーが閉幕するまでを一つの基準に、大内を先発で起用していたと明言。大迫の海外移籍の可能性がいったん消滅し、クラブに100%集中できる環境が整ったことで、セレッソ戦では先発に起用したと説明した。
このコメントを読み解けば、やはり大迫を1番手として考えている、ということだろう。
ただ、移籍白紙という不運があったことは間違いないが、メンバー発表の時点で大迫が1試合しか出ていないという事実は変わらない。これを森保監督がどう判断するか。
17日に控えるメンバー発表では、彼に代わって新たなGKが選ばれるのか注目だ。

