日本人選手の欧州移籍はもはや珍しいことではなくなったが、今年の夏も実に活発な動きがあった。ブンデスリーガやプレミアリーグ、ラ・リーガなど欧州の主要リーグから下部リーグまで、複数の国々でビッグムーブが相次いだ。その中で最も高額な移籍金が動いたのはどの移籍だろうか。今回は、2026年夏の移籍市場における日本人選手の移籍金をランキング化。トップ10を紹介する。※移籍金は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は、サイトの表示に準拠。[2/5ページ]
4位:後藤啓介(ごとう・けいすけ)
生年月日:2005年6月3日
移籍金:1000万ユーロ(約18億5000万円)
移籍元:RSCアンデルレヒト(ベルギー)
移籍先:SCフライブルク(ドイツ)
【新天地でいきなり2連発】
今夏、ベルギーのアンデルレヒトから1000万ユーロ(約18億5000万円)の移籍金でフライブルクに完全移籍した後藤啓介は、UEFAカンファレンスリーグ(UECL)予選でいきなり2試合連続ゴールを記録した。
後藤は2025/26シーズン、アンデルレヒトからレンタルでシント=トロイデンに加入しリーグ戦で38試合11ゴールを挙げ、A代表デビューも果たした。
ベルギーでの活躍が認められ、今年夏にフライブルクへの移籍が決定。昨季からの勢いそのままに新天地デビュー戦に臨むと、途中出場から191センチの打点の高いヘディングでドイツでの初ゴールを決めた。
UECL予選2戦目も途中出場から得点し、チームの本戦出場権獲得に貢献。限られた出場時間の中で結果を残し、ポテンシャルの高さを示した。
【指揮官が称賛したプレー以外の姿】
この活躍をユリアン・シュスター監督は技術面だけではなく、別の部分でも高く評価している。指揮官は「彼はピッチに立つ前に、すでに最初のスプリントを行っている」と、試合への入り方や準備の姿勢を称賛した。
さらに指揮官の心を動かしたのは、デビュー戦の試合後に見せた行動だという。後藤はサポーターの祝福に向かうよりも先に、チームのベンチを自ら片付け始めた。この一連の姿について監督は、「こういった行動がさらに彼の価値を高めている」と語った。
まだ先発の座は勝ち取っていないものの、好スタートを切ったことは間違いない。移籍元のアンデルレヒト側では手放したことを惜しむ声が上がる一方で、後藤は新天地で確かな一歩を刻み始めた。

