日本人選手の欧州移籍はもはや珍しいことではなくなったが、今年の夏も実に活発な動きがあった。ブンデスリーガやプレミアリーグ、ラ・リーガなど欧州の主要リーグから下部リーグまで、複数の国々でビッグムーブが相次いだ。その中で最も高額な移籍金が動いたのはどの移籍だろうか。今回は、2026年夏の移籍市場における日本人選手の移籍金をランキング化。トップ10を紹介する。※移籍金は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は、サイトの表示に準拠。[2/5ページ]
9位:板倉滉(いたくら・こう)
生年月日:1997年1月27日
移籍金:350万ユーロ(約6億4750万円)
移籍元:アヤックス(オランダ)
移籍先:ボルシアMG(ドイツ)
【古巣への復帰】
9位に入ったのは、移籍市場終盤の8月20日にアヤックスからボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)への復帰が決まった板倉滉だ。移籍金は350万ユーロ(約6億4750万円)で、2030年夏までの4年契約と発表された。
板倉は2025年夏、移籍金1050万ユーロ(約19億4250万円)でボルシアMGからアヤックスに加入した。オランダ強豪へステップアップを果たした形だが、シーズン後半は背中の故障による離脱もあり、復帰後もなかなか定位置を確保できなかった。
クラブはオランダ1部リーグを5位で終え、2026/27シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られず。クラブの財政も危機的状況にあった。
そんな中、古巣のボルシアMGでは、主力CBだったニコ・エルヴェディがリーズ・ユナイテッドへ移籍したこともあり、板倉を呼び戻した格好だ。
【いきなり先発起用】
実際、ボルシアMGの強化部責任者のルーヴェン・シュレーダー氏は、発表に際して、「冬にも板倉を呼び戻すことを検討した。当時は大胆な計画に聞こえたが、それが現実になった。エルヴェディ退団後に探していた質と経験のプロファイルに合致する選手を探していた」と語っていた。
オイゲン・ポランスキ監督は板倉の加入当初、コンディションに配慮して慎重な起用をほのめかしていたが、開幕戦から先発で起用しており、板倉は慣れ親しんだ環境で良いリスタートを切った様子だ。

