日本人選手の欧州移籍はもはや珍しいことではなくなったが、今年の夏も実に活発な動きがあった。ブンデスリーガやプレミアリーグ、ラ・リーガなど欧州の主要リーグから下部リーグまで、複数の国々でビッグムーブが相次いだ。その中で最も高額な移籍金が動いたのはどの移籍だろうか。今回は、2026年夏の移籍市場における日本人選手の移籍金をランキング化。トップ10を紹介する。※移籍金は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は、サイトの表示に準拠。[3/5ページ]
8位:佐藤龍之介(さとう・りゅうのすけ)
生年月日:2006年10月16日
移籍金:400万ユーロ(約7億4000万円)
移籍元:FC東京(日本)
移籍先:バレンシアCF(スペイン)
【FC東京からの羽ばたき】
今回のランキングトップ10で、唯一Jリーグのクラブからの移籍となったのが、スペインのバレンシアに加入した佐藤龍之介だ。FC東京に支払われる移籍金は400万ユーロ(約7億4000万円)とされている。
FC東京の育成組織で育った佐藤は、2023年8月に16歳でトップチームに昇格。クラブ史上最年少デビューを記録した。
2025年はファジアーノ岡山へ期限付き移籍し、J1リーグ28試合で6得点。Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。2026年にFC東京に復帰すると、19試合6得点1アシストを記録。この実績がバレンシアの目に留まった。
佐藤は「ラ・リーガでプレーすることは、小さい頃からの夢でした。その舞台に挑戦できることを本当にうれしく思います」とFC東京の公式メディアで語った。
【スペインで好発進】
欧州挑戦は好スタートを切った。プレシーズンで6試合2ゴール3アシストを記録し、存在感を示すと、ラ・リーガ開幕後も3試合連続でスタメン出場する活躍を見せている。
13日付けで解任されたカルロス・コルベラン前監督は『Superdeporte』に対し、「左サイド、右サイド、10番、さらにはウイングバックとしてもプレーしてきた。チームのニーズに適応するメンタリティが我々をより良くしてくれる」と述べた。
『El Desmarque』はベティス戦後、チーム最高評価点「8」を付け、「まるでバレンシアでずっとプレーしてきたかのようだった」と称えた。『Las Provincias』も「試合を観戦する価値がある選手」と、最大級の賛辞を送っていた。

