日本人選手の欧州移籍はもはや珍しいことではなくなったが、今年の夏も実に活発な動きがあった。ブンデスリーガやプレミアリーグ、ラ・リーガなど欧州の主要リーグから下部リーグまで、複数の国々でビッグムーブが相次いだ。その中で最も高額な移籍金が動いたのはどの移籍だろうか。今回は、2026年夏の移籍市場における日本人選手の移籍金をランキング化。トップ10を紹介する。※移籍金は『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合は、サイトの表示に準拠。[5/5ページ]
6位:旗手怜央(はたて・れお)
生年月日:1997年11月21日
移籍金:875万ユーロ(約16億1875万円)
移籍元:セルティック(スコットランド)
移籍先:バーンリー(イングランド)
【土壇場のハイジャック】
旗手怜央は、今夏の移籍市場最終日に新天地が決まり、このランキングの6位に入った。
2022年1月からスコットランドのセルティックに在籍していた旗手は、移籍期限最終日の夕方、メディカルチェックを受けるためブラックバーンへ向かっていた。クラブ間ではレンタル移籍が合意に達しており、大橋祐紀や森下龍矢らの待つロッカールームへの合流が秒読みの段階だった。
しかし、残りわずか数時間という土壇場で、隣街の宿敵バーンリーが交渉に乗り出した。セルティックとしても、レンタルよりも完全移籍による資金回収を望んでいたため、行き先が急変更。875万ユーロでの買収を成立させた。
【心機一転】
2025/26シーズンにおける旗手のパフォーマンスは、決して良い評判ではなかった。
セルティックの伝説的ストライカーであるクリス・サットン氏は、今年3月に旗手のプレーに言及し、「彼のパフォーマンスの急落は驚くべきものだ。プレミアリーグに移る次の大物になると思っていたのにレベルの低下が著しい」と現地メディアで話し、セルティック専門メディアも「途中出場にすら値しない」と酷評していた。
かつて日本代表の常連だったが、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のメンバーからは当然のように落選した。
より強度の高いイングランドでの挑戦は、代表復帰と、かつての輝きを取り戻すための絶好の機会だ。プレミアリーグ昇格という明確な目標を掲げるバーンリーへの移籍が新たな刺激となり、再びピッチで躍動するところを見せられるだろうか。
【著者プロフィール:編集部】
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