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立て直し急務!5大リーグ、日本人所属の不調チーム5選

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
5大リーグ 日本人
立て直し急務!5大リーグ、日本人所属の不調チーム5選【写真:Getty Images】


 欧州サッカー5大リーグには、日本人選手が所属しながら開幕から低迷するクラブが少なくない。混沌とする戦いのさなか、先発落ちに苦しむ選手もいれば、逆境で輝く選手もいる。今回は5クラブの不振の実情と、そこに立つ日本人選手の今を追った。*成績は9月18日時点のもの [3/5ページ]

アストン・ヴィラ

アストン・ヴィラGK鈴木彩艶
アストン・ヴィラでプレーする鈴木彩艶【写真:Getty Images】


所属日本人:鈴木彩艶
リーグ順位:19位
成績:1分3敗(リーグ第4節終了時点)

【主力が相次ぎ退団…】

 鈴木彩艶が所属するアストン・ヴィラは、2026/27シーズン開幕から4試合を終えて0勝1分3敗。勝ち点1、1得点7失点で、降格圏の19位に沈んでいる。昨季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝とプレミアリーグ4位を達成したが、厳しいスタートとなった。

 とはいえ、昨シーズンもスロースターターぶりは顕著だった。リーグ戦第5節を終えた段階で未勝利の勝ち点3、そこからメキメキと順位を上げ、マンチェスター・シティを相手にシーズンダブルを喰らわせている。

 現地時間9月12日に行われた今季第4節では、ホームでノッティンガム・フォレストに1-2で敗れた。相手を率いるのは、今夏クリスタル・パレスから移ったオリヴァー・グラスナー監督。イギリス紙『The Sun』によると、ウナイ・エメリ監督はグラスナー監督との対戦で通算8試合未勝利となった。

 不振の背景として考えられるのが、夏の大幅な選手の入れ替えだ。

 モーガン・ロジャーズとエミリアーノ・マルティネスがチェルシーへ、エズリ・コンサがアーセナルへ移籍。さらにオリー・ワトキンスがアル・ヒラル、ユーリ・ティーレマンスがマンチェスター・ユナイテッドへ去り、昨季の躍進を支えた主力が相次いで退団した。

 一方で、チェルシーからニコラス・ジャクソン、フライブルクからヨハン・マンザンビらを獲得し、補強にも動いた。ただ、攻守の中心選手が一度に入れ替わったチームは、まだ結果を出せていない。

 開幕から3試合連続で無得点に終わり、フォレスト戦でようやく今季リーグ戦初ゴールが生まれたものの、初勝利には届かなかった。

 エメリ監督も、新加入選手をチームの戦術や考え方に早く適応させる必要性を語っている。主力放出だけに不振の原因を求めることはできないが、新たな陣容で連係を高め、攻守の形を整えることが急務となっている。



【鈴木彩艶にかかる期待】

 苦しい戦いが続く中、明るい材料となっているのが、新守護神として出場機会をつかんだ鈴木彩艶だ。

 鈴木は今夏、パルマから完全移籍で加入した。パリ・サンジェルマンへの移籍交渉が土壇場で破談になったとも報じられたが、最終的には昨季のEL王者を新天地に選んだ。移籍金は基本額3000万ユーロに追加条項500万ユーロを加えた、最大3500万ユーロ(約63億円)とされている。

 マルティネスが退団したチームで、鈴木は第2節のアーセナル戦でプレミアリーグデビュー。ホームで0-1と敗れたものの、続く現地時間9月5日のハル・シティ戦でも先発に起用され、0-0の引き分けに貢献した。自身初となるプレミアリーグでのクリーンシートを達成し、チームの開幕からの連敗を2で止めた。

 ハル戦のプレーには、現地メディアも好意的な評価を与えた。『Read Aston Villa』と『Villa News』はそれぞれ7点、『The 4th Official』は7.5点と採点。落ち着いた対応やセーブが評価されたほか、正確なロングパスでチャンスにつなげる場面もあった。

 その中でもロングフィードはプレミア参戦から一貫して評価されており、著名スポーツメディア『ジ・アスレチック』も「目を見張るものがある」とポジティブに論じている。

 チームは開幕4試合で勝利をあげられていないが、先述の通りそれは昨季も同じ。そのなかで鈴木は持ち味を示し始めている。2029年まで契約を結ぶエメリ監督がチームを立て直し、鈴木がゴールマウスからそれを支えられるか。

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