サッカー日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2026(国際親善試合)でウルグアイ代表と対戦し3-1で勝利した。この一戦について、南米サッカーに精通する亘崇詞氏に話を聞いた。(語り手:亘崇詞)[4/7ページ]
「佐野航大より鎌田大地のほうが…」
――1-1で前半終了です。前半をどう見ましたか?
「序盤はなかなか思うようにゲームを進められなかった日本代表でしたが、松木選手の思い切りの良いシュートで、一気に試合を自分たちのほうに手繰り寄せた気がします。
その後、やはり追加点が取れるチームになってほしいところはあります。ただ、ウルグアイもそこからバタバタと失点せず、辛抱して、前半終了間際に1点を返した。あのメンタルは素晴らしかったです。
いろいろな攻撃スタイル、サッカー観はあると思いますが、ウルグアイ人はこの戦い方でも全く焦ってはいないと思います。バルベルデがいたら、さらに攻撃にアクセントが生まれて、もう少しシチュエーションは多く作ったかもしれません」
――日本について、もう少し見たいところはありますか?
「試合が進む中で、中村選手、佐野航大選手が左サイドで徐々に侵食していきましたよね。松木選手が点を取った後も、まだまだ攻撃に絡んでほしかったですし、堂安選手にもさらに攻撃に絡んでほしかったですね。
佐野航大選手は、もう一列前で仕事をさせたかったですね。もらったチャンスをどこでプレーしても生かさないといけないとは思いますが、今の日本代表ではそういう悩みもあるくらい、面白いタレントがいますからね」
――後半、佐野航大に代わって鎌田大地が入りました。
「やはり航大、交代でしたね。鎌田選手のほうがこの位置での仕事は適任でしょう。鎌田選手と佐野海舟がボランチの上で、佐野航大選手はもう一列前でのプレーを見てみたかったですね」
――後半が始まりました。日本がサイドから押し込まれる場面があります。
「今後、サイドからどんどん放り込まれたときの対応が日本の課題ですよね」
――ワールドカップでも、そこは課題として出ました。
「はい。それを跳ね返す強さ、そして、そこまでボールを入れさせない工夫も大事になります」
――日本が良い守備からフリーキックを得ました。
「シンプルなボールだとウルグアイのDF陣は強いですね。
日本の守備時のコーナーキックも、3人の選手がゾーンで、あとは人につかせる形を取っていますが、ウルグアイも本来はブロックなどを入れてきますから、今回はまだまだ準備が足りない感じですかね。
(ディエゴ・)ゴディン選手などがいた頃のウルグアイのコーナーキックは、アトレティコ・マドリードでも売りでしたからね」
――セットプレーについてはどう見ていますか?
「日本は、私が言えたことではないですが、アーセナルくらいセットプレーをめちゃくちゃ準備できる国になってくれると面白いですよね。普通に入れたら跳ね返されますから」

