
バロンドールを受賞するべきだった選手5人【写真:Getty Images】
サッカー界で最も権威ある個人賞の一つ、バロンドール。今年の授賞式は日本時間10月27日に開催される。授賞式を前に21世紀の歴史を振り返ると、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの存在が際立っている。しかし、彼らと同じ時代に活躍し、世界一の称号を手にしても不思議ではなかった名選手も少なくない。今回は、圧巻の活躍を見せながらもバロンドール受賞を逃した5人の選手を紹介する。(成績は『Transfermarkt』参照)[4/5ページ]
GK:マヌエル・ノイアー(2014年)

ドイツ代表のマヌエル・ノイアー【写真:Getty Images】
生年月日:1986年3月27日
当時の所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
13/14シーズン公式戦成績(クラブ):51試合25クリーンシート
13/14シーズン公式戦成績(ドイツ代表):13試合6クリーンシート
同年のバロンドール受賞者:クリスティアーノ・ロナウド
【GKの常識を変えた守護神】
2014年のマヌエル・ノイアーがバロンドールを受賞できないのならば、ゴールキーパーがこの偉大な賞を獲得することは不可能なのかもしれない。
シャルケからバイエルン・ミュンヘンへと移籍したノイアーは、すぐさまクラブの正守護神として活躍を見せた。
バイエルンでの3シーズン目となった13/14シーズンは、新たに監督に就任したペップ・グアルディオラのもとで国内2冠を達成している。
優れたシュートストップはもちろん、卓越した足元の技術や果敢な飛び出しなど、まさに11人目のフィールドプレーヤーと言うべきプレーの数々はまさに画期的で、現代型GKのロールモデルにもなっている。
シーズン終了後に行われたFIFAブラジルワールドカップでも優勝を成し遂げ、同選手にとって最高の1年となった。
【W杯優勝でもバロンドールには届かず】
この活躍が認められ、ノイアーはバロンドールの最終候補にノミネートされた。
GKのノミネート自体、2002年のオリバー・カーン以来の快挙で、「バロンドールはノイアーに違いない」(独紙『ビルト』より引用)とあるように、ノイアー優勢の声が強かったといえる。
それでも、栄光は2年連続でクリスティアーノ・ロナウドの手に渡った。この年のロナウドはラ・リーガ得点王に輝き、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も制覇。特にCLでは1試合を除き出場した全試合でゴールを記録する鬼神の活躍だった。
1963年に受賞したレフ・ヤシン以来2人目となるGKでのバロンドール獲得とはならず、この年以降、ノイアーほどバロンドールに近づいたGKは現れていない。