JFA(日本サッカー協会)は今月4日、MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPOREに臨むサッカー日本代表のメンバーを発表する。今回は、9・10月シリーズの日本代表メンバーの中から、所属クラブで調子を落としており、今シリーズの招集に不安が残る選手をピックアップして紹介する。※情報・成績は2日時点[4/5ページ]
MF:久保建英(くぼ・たけふさ)
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
2026/27リーグ戦成績:7試合1ゴール1アシスト
【絶対的主力から一転、ベンチが定位置に】
もはや、レアル・ソシエダに久保建英の居場所が保証されているとは言えない。
2022年夏の加入以降、攻撃の中心としてチームを牽引してきたレフティーだが、2026/27シーズンはその立場が大きく揺らいでいる。
ここまでラ・リーガでは7試合に出場し、1ゴール1アシストを記録しているものの、先発は4試合で、プレータイムは294分。かつてのように、右サイドのポジションを当然のように任される存在ではなくなった。
背景には、負傷によるコンディション不良がある。
久保は今年1月のバルセロナ戦で負傷し、さらにFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)のオランダ代表戦でも膝を痛めた。万全の状態で新シーズンを迎えられなかったことは、確かに同情すべき事情だろう。
しかし、プロの世界では、それだけで出場機会が保証されるわけではない。
ゴンサロ・ゲデスやルカ・スチッチ、ジョブ・オチエングらとの競争で後れを取り、ペッレグリーノ・マタラッツォ監督のチームでは、かつての絶対的な立場を失っている。
【「存在感を失った」と現地紙も指摘】
スペイン紙『Mundo Deportivo』は9月24日、久保がバレンシア戦で出場機会を得られなかったことについて、「マタラッツォのもとで存在感を失っていることを裏付けた」と報じた。
単に一時的なコンディション不良でベンチに座っているのではない。現地でも、チーム内での序列低下が問題視されているのだ。
10月18日のマラガ戦では、久保が久々にゴールを記録し、アシストもマークした。スペイン紙『AS』も復調の兆しを報じている。
しかし、その後もスタメンの座を完全に取り戻せているわけではない。
攻撃の中心として期待されながら、結果を残しても次の試合で先発が保証されない。それが現在の久保の立場を物語っている。
ソシエダでのキャリアはすでに5シーズン目。もはや将来性だけで評価される年齢でもなく、25歳の日本代表MFには安定した結果が求められる。
日本代表では攻撃の中心を担う存在であっても、所属クラブでの実績が過去のものになれば、代表での立場にも影響しかねない。

