2009/2010シーズン チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ
カンプノウを疾走するモウリーニョ【写真:Getty Images】
【2009/2010シーズン チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ バルセロナ2-3インテル】
グループステージでも同組だったインテルとバルセロナは準決勝で再び対戦。ファーストレグをホームで3-1と勝利したインテルはディフェンスラインを極端に低く設定し、ウイングに入っていたサミュエル・エトーまでもが最終ラインに入るなど、守備に徹した。
28分にチアゴ・モッタがセルヒオ・ブスケッツの顔面を手で押さえたとしてレッドカードを提示されると、その守備意識はより高いものに。84分にシャビのパスを受けた、ジェラール・ピケがDFとは思えないゴール前での落ち着いたシュートを決め、1点を返すもトータルスコアで及ばず。インテルが決勝進出を決めた。
試合終了の笛と同時に右手人差し指を掲げながら、カンプノウのピッチを疾走し、駆けつけたファンの下へ向かったモウリーニョ。勝負に徹し、結果をもぎとった“スペシャル・ワン”の信念が見えた試合だった。