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日本代表でも見たい三笘薫のゴールとは？

　川崎フロンターレで大きく成長を遂げた三笘薫は現在、昇格1年目ながらジュピラー・プロ・リーグ（ベルギー1部）首位を走るなど大躍進中のユニオン・サン＝ジロワーズで奮闘を続けている。昨年10月に行われた第11節セラン戦では、衝撃的なスーパーゴールを叩き込んでいた。

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　この試合、三笘はベンチスタートで、2点ビハインドのまま迎えた後半より投入されていた。すると、55分に1点目を奪うと、76分に2点目を奪取。そして後半アディショナルタイムにハットトリックを達成し、逆転勝利の立役者になったのである。試合後、セランを率いるジョルディ・コンドム監督は「彼が全ての違いを生み出した」と三笘に脱帽していた。

　とくに圧巻だったのが90分に誕生した3点目だ。三笘は左サイドでボールを持つと、細かいタッチで中に切り込みながら対峙した選手を置き去りに。そしてボックス内へ侵入したところで一気に加速し、二人目も剥がしたところでファーサイドへシュート。GKの反応を鈍らせる、巧みな一撃だった。

　トップスピードにある状態でもボールコントロールが乱れないのが三笘の持ち味で、それに加えアタッカーとしては決定力も高い。この得点は、まさに三笘の怖さが全て詰まったものだったと言えるだろう。

　その三笘は、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選の2試合に臨む日本代表メンバーに選出された。24日に行われるオーストラリア代表戦は本大会出場が懸かった大一番となるが、果たして出番は訪れるか。もしピッチに立てば期待したいのは、やはりセラン戦のようなキレの良いドリブルからの得点だ。