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【写真:田中伸弥】
サッカー日本代表デビューは「僕は僕なりに」
サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。先発起用された宇野禅斗にとってはこの日が代表デビュー。試合後に取材に応じた宇野は、「僕は僕なりにできることを90分やり切れたかなと思います」とデビュー戦を振り返っている。
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今大会で初招集となった宇野に、第2戦でチャンスが回ってきた。21歳の宇野にとって、植田直通や長友佑都といった経験豊富な選手たちは、大きな安心感を与える存在になったようだ。
「すごく安心感がありましたし、そういったところの経験値で、コーチングにしても、すごく分かりやすく、自分たちを動かしてくれましたし、僕たち(ボランチ)を超えたところの1対1のところを、必ず潰してくれるぐらいの力強さがあったので、安心してプレーできました」
とりわけ、チーム最年長で今大会のチームキャプテンを務める長友の存在は、宇野の目にも頼もしく映る。
「モチベーターっていうのは絶対にチームに必要だと思いますし、A代表っていうのは全員が全員、あれぐらいコミュニケーション能力を持ってやっているからこそ、(日本代表で)出ている選手たちだと思うので」
その熱量を肌で感じたことで、自分もやらなければという思いも強くなる。
「佑都くんに頼るんじゃなくて、僕たちも全員がそれぐらいの活力を持ってプレーする必要があると思います」
宇野にとって今大会は、そういった選手たちと一緒にプレーできる貴重な経験になっている。そして、この舞台に立てているのは、紛れもなく清水エスパルスでの活躍があったから。この試合では清水サポーターも駆けつけ、スタンドには横断幕やチームグッズが掲げられていた。
「ありがたいですね。韓国までああやって持って来てくれるっていうのは嬉しいですし、本当に力になりました。本当に温かいチームですし、だからこそ、そういう期待や応援に応えていける選手になっていきたいと思います」
宇野はサポーターの愛を感じながら、日本代表としてのキャリアをスタートさせている。
(取材:加藤健一【韓国】、文:編集部)
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