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「もっと上手くなれる」綱島悠斗はサッカー日本代表デビュー戦を次に繋げる。「そこの質を上げていく必要がある」【E-1選手権】

text by 編集部 photo by 田中伸弥

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サッカー日本代表MF綱島悠斗

【写真:田中伸弥】

綱島悠斗がサッカー日本代表デビューで得た収穫と課題

 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。東京ヴェルディのDF綱島悠斗はこの試合でスタメン出場し、A代表デビューを果たした。試合後に取材に応じた綱島はゲームの中で出た課題を感じながらも、前向きに振り返った。

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「本当に目標としてきたピッチですし、今、終わった感覚としてはすごく楽しかったなという印象と、この試合を終えて色々な課題も見つかりましたし、自分自身がもっと成長できる、もっと上手くなれると思えていることがすごくポジティブです」

 ヴェルディから初選出された綱島は、代表の舞台で90分間フル出場。堅実な守備で相手の攻撃を無失点に抑え、勝利に貢献した。

「自分がスタメンだと聞いた時は、物凄く重圧を感じましたし、今までJリーグで感じたことのない緊張感を代表の舞台は凄く感じます。ただ、意外と試合前は冷静になれました。というのも自分が試合前にできる準備を全てして、『これだけやってるから大丈夫だろう』というような準備ができた」と試合に冷静に臨めたという。

 試合の中で明確になった自身の課題についてもしっかりと把握しているが、ポジティブに捉えてもいる。

「自分が海外組の中に混ざっても遜色なくやれるようにするには、守備のポジショニングや攻撃のポジショニングの立ち位置、ラストパス、前線につけるパスの質、細かい精度のところ、細かいポジショニングの微修正といったところはもっと成長できると思いました」

 課題がわかった一方で、収穫もあった。

「自分が特徴としているポジショニングで前を取って、前に関わっていくプレーは出せました。縦パスの質はもっと上げれますが、良いところが見れて刺せた印象がある。そこの質をもっと上げて回数を増やしていく、良い判断をしていく必要がありますけど、攻撃のところではポジティブな印象を受けました。守備のところでいうと、自分の持ち味である1対1やインターセプトはある程度表現できた印象がある」と自身の持ち味を出せたことはポジティブな要素と捉えているようだ。

 E-1選手権出場を目標に掲げてきた今シーズン。代表デビューを果たした今、次の目標も見え始めている。

「まだまだだなという印象を受けました。今日やったこともそうですし、チームに帰って、さらにレベルアップしないといけないと思うので、日本代表のチームに滞在するためにもっともっと成長していきたいです」

 代表の舞台で確かな一歩を踏み出した綱島は、自らの課題に真摯に向き合いながら前向きに歩もうとしている。

(取材:加藤健一【韓国】、文:編集部)

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