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コラム 5か月前

サッカー日本代表、早川友基には笑顔があった。エリートではない遅咲きが、曽ヶ端準からの言葉に応えた時【E-1選手権コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by 田中伸弥

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 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。無失点での白星獲得に大きく貢献したのは、この試合で守護神としてピッチに立った早川友基。試合後の同選手は嬉しそうに取材に応じたが、その背景には、鹿島アントラーズのレジェンドである曽ヶ端準がいる。(取材・文:元川悦子【韓国】)

日本代表はフレッシュな顔ぶれで中国代表戦へ

サッカー日本代表GK早川友基
【写真:田中伸弥】

 東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国で連覇を目指している日本代表。8日の初戦・ホンコン・チャイナ戦は相手との実力差もあって6−1で勝ち切れたが、12日の第2戦で対峙する中国は一段階レベルが上がる。やはり一筋縄ではいかない相手だ。

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 難敵に対し、森保一監督は、初戦からスタメン全員の入れ替えを断行。代表キャップ数歴代2位の142試合を誇る長友佑都を3バックの左で起用するという大胆采配も見せた。

 そして、11人中5人が初キャップ。その1人が最後尾に陣取った守護神・早川友基だった。

「日本代表で国を背負って戦うってことで、まずはしっかり勝つところにフォーカスしながら、プラスアルファで自分のよさを出し、チームに対してできることをやっていきたい。

 僕自身、初めてですけど、結構知っている選手もいるんで、うまくコミュニケーションを取りながらやれたらいいかなと。短期間の活動ではありますけど、チームとしての完成度を高めていくことが大事だと思っています」

 26歳の守護神は7月5日の川崎フロンターレ戦後にこうコメント。目の前の3バック中央に鹿島の先輩・植田直通が陣取っていたことも、意思疎通や連係を円滑にするための安心材料になったはずだ。

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