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リスクが大きい!? 大学→海外に渡った日本の逸材5人。成功? 失敗? その後のキャリアとは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 今や日本人選手の海外移籍は珍しくなくなった。Jリーグでプレーすることなく、海へ渡る若者も増えてきている。では、その先駆け的存在になった選手たちは、その後どんなキャリアを歩んだのか。今回は、大学から海外クラブに加入した日本人選手をピックアップして紹介する。

MF:佐藤恵允(さとう・けいん)

FC東京の佐藤恵允
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年7月11日(24歳)
経歴:明治大学→ブレーメン(ドイツ)
現所属:FC東京
今季リーグ戦成績:24試合4得点3アシスト

 パリオリンピック(パリ五輪)でサッカー日本代表として活躍した佐藤恵允は、大学から直接世界へ挑戦した選手の一人だ。

 実践学園から明治大学に進学した佐藤は、過去に名だたる先輩たちが着けてきた背番号「10」を3年生の時点で背負う存在だった。さらに4年生の時には副主将を務めるなど、先頭に立ってサッカー部を牽引していた。

 そんな中迎えた2023年7月に、日本の大学生としては異例のステップを果たす。サッカー部を退部し、ドイツのヴェルダー・ブレーメンに加入することが決まった。

 Jリーグを経由せず海を渡った佐藤は、セカンドチームをメインに活動。23/24シーズンのリーグ戦(5部相当)では、14試合で5ゴールを決めている。

 結果としてトップチームでの出番は訪れなかったが、この経験が大きな財産となり、昨年にはパリ五輪に出場。ドイツの地でより磨きをかけた個人技術を世界の大舞台で見せつけた。

 ただ、ドイツでの生活は長くは続かず、2025年1月にJ1リーグのFC東京に完全移籍。プロキャリア初のJクラブに身を置くこととなった。

 そんな佐藤はクラブ公式加入インタビューで「背番号16にちなみ、16得点を目指す」と語った。

 だが、現在リーグ戦4得点に留まっている。海外での経験を持つ佐藤は、新たな攻撃の軸として低迷しているFC東京を復活させることができるのか期待したい。

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