2025JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第1戦、川崎フロンターレは柏レイソルを3-1で下した。味方のアクシデントによって急きょ出番が巡ってきた田邉秀斗は、試合後の取材エリアで「悔しい」と顔をしかめた。勝利の中でも自身のプレーに厳しく向き合う男は、悔しさを糧に前を向く。(取材・文:菊地正典)
取材エリアで顔をしかめた田邉秀斗

【写真:Getty Images】
ペン記者の取材エリアに来るやいなや、田邉秀斗は顔をしかめた。
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それは、試合終了直後に見せていた表情と似ていた。2025JリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)準決勝第1戦で柏レイソルに3-1で勝利し、決勝進出に前進したあとである。
顔をしかめた理由は疲労によるものかもしれないとも思ったが、違った。
「悔しい」
試合が終わった際の気持ちを聞かれると、田邉は顔をしかめたままたった一言だけ発した。
理由を聞かれてはじめて次の言葉を続ける。
「ボール保持の部分で、自分で落ち着かせることができなかったのがダメだったなという反省です」
長谷部茂利監督の評価も一致していた。
「攻撃のところでもっともっと味方へのパスだったり、動き出してボールを引き出したりということもできますが、今日のところはそんなに多くなかったと思います」
だが、それは評価の一端でしかない。
田邉について聞かれ、一言目に「良かったと思います」と発していた指揮官は、前述のコメントのあとにこう続けた。