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フォーカス 8時間前

かなりマズイ…。欧州で伸び悩む23歳以下の日本人選手5人。思うような成長曲線を描けていないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


欧州で伸び悩んでいる23歳以下の日本人選手たち【写真:Getty Images】



 欧州では現在、多くの日本人選手が活躍し、サッカー日本代表の強化へとつなげている。しかし、なかには思ったような成長を見せられていない選手もいる。今回は、ヨーロッパの舞台でなかなか芽が出ない23歳以下の日本人選手を紹介する。※成績は16日時点の『transfermarkt』を参照[1/5ページ]

MF:中井卓大(なかい・たくひろ)

中井卓大
レガネスBに所属する中井卓大(写真はレアル・マドリード時代)【写真:Getty Images】



生年月日:2003年10月24日(22歳)
所属クラブ:レガネスB(スペイン)
2025/26リーグ戦成績:なし

 中井卓大は9歳だった2013年9月、レアル・マドリードの育成組織への入団が決まった。日本人として初の合格者である。

 バルセロナで育った久保建英同様、世界的なビッグクラブの育成組織に日本人がいるとなれば、期待は高まるもので、中井は早くから注目の的だった。

 その卓越した技術と広い視野は名門組織内でも高く評価され、着実にカテゴリーを昇格。



 2020年には英紙『ガーディアン』が選ぶ「世界の有望株60人」に名を連ね、当時のジネディーヌ・ジダン監督率いるトップチームの練習にも招集された。

 ルカ・モドリッチら、当時の世界最高峰の選手たちと汗を流す姿は、まさに「日本サッカー界の希望」そのものだった。

 2022年2月には契約を2025年まで延長し、クラブからも期待されていたことは明らかだった。

 しかし、2022年夏にセカンドチームにあたるレアル・マドリード・カスティージャに昇格すると、歯車が狂い始めた。

 プロの世界へ踏み出す最後の一歩となる舞台で、中井は大きな壁にぶつかる。

 技術こそ際立っていたものの、ラウール・ゴンサレス監督が求める守備のインテンシティやハードワークの面で信頼を勝ち取ることができなかった。

 その後、スペイン3部や4部のクラブへレンタル移籍を繰り返すが、目に見える結果を残せず、2025年夏に長年所属したマドリーとの契約が満了。

 フリーとなった中井は、レガネスBチームに加入したが、負傷の影響もあって、今シーズンはピッチにほとんど立つことができていない。

「期待の新星」の多くが、その期待に応えられないという現実は、多くの人が頭で理解していることだが、中井が5部リーグのクラブで苦しむとは、誰も予想していなかっただろう。

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