サッカー日本代表は2026 FIFAワールドカップ(W杯)でタフなグループに入ったが、過去のW杯と比較するとどうなのだろうか。1998年の初出場から現在まで、日本代表がW杯で戦ってきたグループの「平均ランキング」を紐解き、上位5大会をランキング順に分析。データに基づき、日本代表の国際的な立ち位置の変遷を振り返る。[1/5ページ]
5位:南アフリカ大会(2010年)
平均FIFAランキング:26.0位
同組:カメルーン、オランダ、デンマーク
2010 FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のグループEは、平均FIFAランキング「26.00位」で、サッカー日本代表が所属した組では歴代5位の高さとなった。
FIFAランキングは2006W杯後に算出方法が変わり、それまでの「試合数の多さ」による恩恵が消失。2006W杯時に18位だった日本は、一気に45位までランキングを下げていた。
対戦相手は、優勝候補の一角オランダ(4位)、サミュエル・エトーら強力な個を擁するカメルーン(19位)、北欧の雄デンマーク(36位)という顔ぶれだった。
大会前の日本は深刻な不振に喘いでおり、国民の期待もしぼんでいた。
だが、本番で日本は驚異的な粘りを見せる。
初戦で格上のカメルーンを完封して白星発進を飾ると、第2戦ではオランダに惜敗したものの、第3戦のデンマーク戦では本田圭佑らのフリーキックで3点を奪い快勝。自国開催以外では初となる決勝トーナメント進出を成し遂げた。
当時の抽選方式では、開催国と上位7カ国(ポット1)以外は、ランキングよりも「地域」でポット分けされていた。
日本はアジア・北中米・オセアニア枠の「ポット2」に属しており、ランキングに関わらず「世界の下位勢力」として扱われていた。
その逆境を跳ね返してのベスト16進出は、日本がランキングの数字以上の勝負強さを世界に示したターニングポイントと言えるだろう。

