
W杯直前で怪我を負った選手たち【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開催まで残り1ヶ月を切った。W杯に挑む各国のメンバーが続々と発表され、ボルテージが徐々に上がっているのを感じる。しかし、大会直前の時期こそ怪我による離脱に気をつけなければならない。今回は、メンバー選出後の大事な時期に怪我をしてしまい、離脱を余儀なくされてしまった選手たちをピックアップして紹介する。[1/5ページ]
MF:マルコ・ロイス(元ドイツ代表)

元ドイツ代表のマルコ・ロイス【写真:Getty Images】
生年月日:1989年5月31日
怪我で辞退となった大会:ブラジル大会(2014年)
当時の所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
2013/14リーグ戦成績:30試合16ゴール14アシスト
2014年、ドイツ代表の歓喜の輪の中に、マルコ・ロイスの姿はなかった。
ドルトムントのユース出身である同選手は、2009/10シーズンにボルシアMGで頭角を現すと、2011/12シーズンにリーグ戦18ゴール12アシストを記録し、完全にブレイク。安定して好成績を残し、再びドルトムントの一員となるまで成長した。
古巣に帰還したロイスは、リーグトップクラスのアタッカーへと駆け上る。
2012/13シーズンからの2シーズンで55G/Aを記録し、2012年にはドイツ年間最優秀選手を受賞している。
当然、25歳と脂の乗った年齢で迎えるFIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会も主力中の主力として考えられていた。
しかし、そんな彼に悲劇が襲う。W杯を戦うメンバーに選出され、大会を目前に控えた中迎えた親善試合で、ロイスは左足首の靱帯を損傷する怪我を負ってしまう。
大会期間中の復帰は難しいと判断され、大会への出場が叶うことはなかった。
ロイスを欠いたドイツは、その代役にマリオ・ゲッツェを据え、積極的に起用。結果、ゲッツェはW杯優勝の決勝点を挙げる活躍でドイツの英雄となり、代表も24年ぶりの戴冠を手にしている。
トロフィーリフトの瞬間、ロイスのユニフォームも掲げられており、同選手の存在が大きかったことが見受けられる。
ロイスはその後も、EURO2016やカタールW杯で怪我により選外となっている。
国際大会に縁がない同選手はいつの間にか、「ガラスの天才」と呼ばれるようになった。
代表通算48試合出場という数字は、ドルトムントで公式戦通算429試合に出場した選手としてはあまりにも寂しい数字となっている。