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あっけない…。北中米W杯、意外と大したことなかった強豪国5選【北中米W杯】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


早々に敗退した強豪国【写真:Getty Images】



 2026 FIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)もいよいよ佳境を迎えている。準決勝に出そろった4か国はそのままFIFAランク1位から4位までの4か国であり、優勝候補が順当にベスト4まで駒を進めている。一方で、彼らに追随する実力を持ちながら、あえなく敗れ去った強豪国もある。今回は、そんな代表チームをピックアップして紹介する。[1/5ページ]

ブラジル代表


ベスト16で敗れたブラジル代表【写真:Getty Images】



FIFAランク:6位
北中米W杯成績:ベスト16敗退

【それでも強豪国の一つ】

 26人のカナリア軍団は、すっかり歌を忘れてしまったようだ。

 日韓ワールドカップを制したブラジル代表は、その後24年間W杯トロフィーに見放され、北中米大会を迎えた。

 その間には、自国開催で1-7の大敗を喫した「ミネイロンの惨劇」など痛々しい記憶も含まれている。

 とはいえ、ブラジルは腐ってもサッカー王国だ。今大会も優勝が期待される強豪国のひとつであったことは疑いようのないポイントだろう。

 同協会も王座奪還に向け、欧州サッカー界の巨塔、カルロ・アンチェロッティを招聘。2023年10月を最後に代表から遠ざかっていたネイマールのサプライズ招集もあり、同国の機運はさらに高まっていた。



【日本代表は勝てなかったが…】

 そうして始まった北中米大会。グループリーグではモロッコ代表と1-1で引き分けたが、ハイチ代表、スコットランド代表には自慢の攻撃力を発揮し、順当にグループ1位で突破を決めた。ラフィーニャという強力な片翼を大会中に負傷で失ったものの、その強さは本物だったように感じる。

 決勝トーナメント1回戦で相対した日本代表との一戦では、前半に1点リードを許すも、ルーカス・パケタの負傷交代が文字通り怪我の功名となった。4-4-2への大胆なシステム変更によって後半に2点を奪い逆転。日本を絶望のどん底に叩き落した。

 勢いに乗り迎えたノルウェー代表戦でも、ブラジルは試合を優位に立ち回る。ボール保持率こそ相手が上回ったが、アーリング・ハーランドへのボールの出所を潰し、カウンターの決定機を何度も演出。

 ブルーノ・ギマランイスのPK失敗こそ手痛かったが、ブラジルの先制点は時間の問題だった。

 しかし、後半に入るとその優位は徐々に押し返される。

 58分のエンドリッキ、67分のネイマール投入により、ヴィニシウス・ジュニオールを含めた前線3枚のプレス強度が極度に低下。精度の高いボールがハーランドへ供給されるようになり、立て続けに2失点を喫した。

 攻撃面でもエンドリッキは絶好機を逸する決定的なミス。ネイマールは終了間際にPKで1点を奪ったがブラジルの反撃はここまで。得点後の相手GKとの罵り合いは、最強とは言い難い現状のブラジル代表を象徴するようなシーンだった。

 世界的名将の荒療治も効かなかったブラジル代表に、現状を打破する特効薬はあるのか。サッカー王国の復活が待たれる。

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