突如浮上した招集問題。長谷川アーリアはイラン代表に必要な選手なのか?

厳しいアジア予選を勝ち抜きW杯出場権を手にしたイラン。昨年末、驚きのニュースが飛び込んできた。FC東京でプレーする長谷川アーリア・ジャスールに招集される可能性があるという。もし選出されるとすれば、彼は戦術的にどう起用されるのだろうか。

2014年01月03日(Fri)9時27分配信

text by 河治良幸 photo Kenzaburo Matsuoka
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中心は欧州育ちの選手たち

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イラン代表の基本フォーメーション

 最終節で韓国を破るなど、ラスト3試合を3連勝とし、2大会ぶりの本大会にこぎ着けたイラン。ポルトガル人の名将ケイロスに率いられた屈強な集団はかつてないグループリーグ突破のチャンスを得た。

 F組はアルゼンチンが突出した存在だが、ナイジェリアはチームの波が大きく、ボスニア=ヘルツェゴビナはポテンシャルが高いものの、初出場による経験不足は否めない。もともと超アジア級の身体能力とボールテクニックを兼ね備えるイランが欧州仕込みの組織力をもって臨めば、大方の下馬評を覆す可能性は十分あると見ている。

 そこでキーマンとなるのが、11年アジアカップの後にケイロス監督が代表チームに組み込んだ欧州育ちの選手たち。右ウィングを担うデヤガーはブンデスリーガのファンなら誰もが知っているファンタジスタで、意外性のあるボールタッチはバイエルンやドルトムントの守備陣も困らせたほど。

 現在はイングランドのフルアムに環境を移しており、出場機会こそ限られるものの、課題だった判断スピードに磨きをかけている様子だ。

 13年の11月に初招集され、いきなり守護神の地位を任されたGKダバリもイランの構成力を格段に引き上げる存在だ。ハイボール処理に絶対の自信を持ち、カバーリングにも安定感を見せる。

 強烈なシュートも全く苦にせず“GK王国”ドイツのブラウンシュバイクでレギュラーを務める巨漢の支えにより、対人戦に強いホセイニとモンタゼリの両センターバックも後ろの憂いなく厳しい守備を敢行できるはずだ。

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