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香川真司 10年前

フル出場のマンU香川に現地識者は高評価。「チームの新発見、モイーズ監督を刺激」「マタの代わりになる」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「マタと香川の貢献もモイーズ監督を刺激した」

ユーロスポーツ(テレビ局)=7点(及第点):ルーニー、マタ、香川がファン・ペルシー不在中に活躍。

――ベン・スノーボール記者

「ルーニーがFW、マタがトップ下を務め、忘れられた選手、香川が突然チームに呼び戻されると、すぐに機能した。ルーニーの活躍だけでなくマタと香川の貢献もモイーズ監督を刺激したことだろう。

 香川はチームの新発見となった。今季は出場機会が少なく、連続出場を得るに値するパフォーマンスを見せておらず、その理由として本来のポジションでない位置でのプレーや自信の欠落などが挙げられた。

 だが、ウェスト・ハム戦で彼はサイドから中央に入り込み、ルーニーやマタと素早く連携した。マタがチャンピオンズリーグに出場できない現状、日本の攻撃的MFはドルトムントで培ったドイツサッカーの知識を用い、バイエルンを王座から引きずりおろすため、モイーズ監督にマタの代わりとなる選択肢を与えた。

 最近対戦したドイツ勢、レバークーゼン戦(CL1次リーグ第5戦)で5-0の快勝を収めた際にもルーニーの後ろでプレーしたのは香川だった」

「マンオブザマッチ=ルーニー:彼の先制点は今後、プレミアリーグのモンタージュとなるだろう」

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