大敗のブラジル戦に若きゲームメーカーは何を思ったか。柴崎岳が感じた王国の強さと自身の課題

ブラジルになす術なく敗れた日本代表。失点に絡んだ柴崎岳だが、この大敗から見えたものが確かにあり、それをひとつずつクリアしていくつもりだ。彼の成長は、日本代表の未来にとって不可欠なものだ。

2014年10月16日(Thu)11時10分配信

text by 河治良幸 photo Getty Images
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失点に直結するミスを犯してしまった

大敗のブラジル戦に若きゲームメーカーは何を思ったか。柴崎岳が感じた王国の強さと自身の課題
柴崎岳【写真:Getty Images】

 後半3分だった。中盤で田中順也からボールを受けた柴崎岳がワンツー気味に右足のアウトサイドで出そうとしたショートパスをコウチーニョにカットされると、慌ててリカバリーした柴崎の追走もむなしくネイマールにスルーパスを通され、痛恨の2失点目を喫した。

「2点目を決められて崩れた」とアギーレ監督が悔しがるのも無理はない。地に足が着かない状況で前半18分に守備ラインを崩される形で先制点を奪われたものの、その後は何とか立て直して粘り強く守りながら、何度かチャンスも作れていたのだ。ブラジルとの差を見せ付けられた中でも、勝負の大勢を決する2失点目だった。

「スピーディーなカウンターを持っているチームでしたし、そういったミスを見逃さない質の高さを実感しましたし、1つの教訓として思うところはあります」

 そう振り返ったのは直接のミスをしてしまった柴崎だ。9月のベネズエラ戦、そして10日のジャマイカ戦と高いパフォーマンスを示し、アギーレ監督の信頼を得ると、6人が替わる形でスタートしたブラジル戦でも中盤のインサイドハーフで先発した。

 しかし、この試合では中盤でなかなかリズムを作れず、「相手を見てしまう守備をしてしまい、そこを突かれた」と語る1失点目では相手の流動的なポジショニングに惑わされる形で、手前に引いて来たジエゴ・タルデリの動きをチェックできず、ほぼノープレッシャーでネイマールに縦パスを出させてしまった。

「普段ならありえない様なミスがおこってしまったりとか。それは技術なのかメンタリティなのか、経験による緊張感なのか、見えないところでのものなのか。色んな要素が考えられますし、1つひとつ追求していくしかないかなと思います」

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