フットボールチャンネル

ドルトムント、インモービレが移籍後最高の活躍も「再び勝利がない」。香川は出番なく採点なし

ドルトムントは、FWチーロ・インモービレが1ゴール1アシストを決める活躍を見せたものの、ヴォルフスブルクと2-2で引き分けた。勝利のチャンスを得ながらつかむことができず、不安を解消しないまま次節は前半最終戦を迎える。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「夏にトリノから移籍して以来の彼のベストの試合」

ドルトムント、インモービレが移籍後最高の活躍も「再び勝利がない」。香川は出番なく採点なし
ビルト紙はチーロ・インモービレを高く評価【写真:Getty Images】

「力強くプレーした、しかし再び勝利がない」としたのは、2014年12月18日付の独大衆紙ビルトである。ドルトムントは17日にホームに迎えたブンデスリーガ第16節、ヴォルフスブルクとの一戦を2-2のドローで終えた。

 ビルト紙は85分の、フリーのナウドのヘッドからボールがまさにゴールに吸い込まれようとする瞬間と、頭を抱え込むクロップの写真を掲載した。同紙は「クロップは信じられないだろう。再び勝利がなく、彼のBVBは16位のままである」とする。

 ビルト紙:「ドルトムントはヴォルフスブルクに対してはっきりと全て正しく行なう。選手達は走り、ゴールを決め、ファンは焚き付ける。2度リードを奪ったが、それにもかかわらず最後にはただ2-2で終えた」

 また同紙はクロップが試合後に有料衛星放送『Sky』に述べた「両方のゴールとも基本的なことからの失点ということがいまいましいね。起こることが許されることではないが、起こってしまった」というコメントを掲載する。

 一方でビルト紙は「BVBにとって良いニュース」として、ワントップで先発したインモービレを高く評価した。「夏にトリノから1850万ユーロ(約27億円)で移籍して以来の彼のベストの試合」として、76分のゴール、そして8分のオーバメヤンへのブンデスリーガでの初アシストに言及している。

 またクロップも1ゴール1アシストのインモービレについて「彼は際立って良かったし、そして今、体のコンディションもまた良い状態だ」とコメントを残した。

 ビルト紙によるヴォルフスブルク戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】ランゲラク「4」、【DF】ドゥルム「3」、スボティッチ「3」、フンメルス「2」、シュメルツァー「3」、【MF】ケール「3」、ベンダー「2」、オーバメヤン「2」、ギュンドアン「3」、グロスクロイツ「4」、【FW】インモービレ「1」。

 ヴォルフスブルク戦で出場のなかった香川に対して採点は付与されていない。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top