日本代表は11日、W杯アジア二次予選のシンガポール戦に向け前日練習を行った。

　GKは川島永嗣が不在の間に西川周作が守護神の座を掴もうとしており、FWには鹿島で好調の金崎夢生が選出された。各ポジションで競争がある中、中盤も様々な人材が揃う。

　山口蛍は現在J2でプレーしているが、継続して招集されており、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からの信頼が窺える。

「誰がどこに入るかもまだ全然わからない」と山口が言うように、レギュラーが保証されている選手はいないだろう。リオ五輪世代の遠藤航、“走れるファンタジスタ”柏木陽介など人材は多彩。今回は選外となったが、柴崎岳も黙ってはいないはず。

　それでも、W杯を経験している長谷部誠や山口がチームに安定をもたらす存在であるのは間違いない。

「（試合に）出る選手は試されているという面が強いと思いますし、その中で結果を残し続けないといけない」と山口はいう。「スタートにしろ、後から出るにしろ、自分の仕事をしっかりやることが大切だと思う」と、指揮官の要求に応え、その時々に必要なプレーを見せる意思を示した。

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