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長友、“停滞期”の重要性を語る「ずっといいサッカーができるわけではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

長友、“停滞期”の重要性を語る「ずっといいサッカーができるわけではない」
長友佑都【写真:Getty Images】

 ロシアW杯アジア2次予選のカンボジア戦を控えた日本代表は15日、現地で練習を行った。

 これまで引き分けこそあったものの、予選を通じて無敗を続けている日本にとって、カンボジア代表とアウェイのピッチは難敵なのだろうか。

 長友佑都は「アウェイだし、人工芝というのもあってなかなかボールコントロールも慣れてないというか難しい」と影響を認めつつも、「その中でも日本のサッカー、積み重ねてきたものをどれだけ出せるかというのを僕自身も試してみたい」と超えなければならないハードルとして捉えている。

 6月にシンガポールと引き分けた際は、日本代表の未来は暗闇かと悲観する者もいた。それでも勝ちを重ね、チームとして新たな局面に足を踏み入れつつある。ロシアW杯への厳しい道のりを勝ち抜くだけの力を徐々に蓄えつつあるだろう。

 そのあたりはこれまで長く日本の主力として様々なチームを見てきた長友も「ずっと試合に勝てるわけではないし、ずっといいサッカーができるわけではない」と十分に理解している。そして「チームが成長するためにはうまくいかない時がチームとしても大事だと思うし、個人的にも大事だと思っている」と、停滞期こそが成長のために重要と語った。

「チームとして本当に必要な選手になりたい。長友がいるからこのチームはあるというくらい」と、“世界最高のサイドバック”という個人的な目標に到達するための強い決意も見せた長友。カンボジア戦でも世界レベルの“違い”を見せられるだろうか。

【了】

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