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ドルトムント、17歳新鋭のブンデス初ゴールでHSV粉砕。香川は相手GKの退場誘発

text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムント
香川真司は先制点演出&相手GK退場を誘発【写真:Getty Images】

【ドルトムント 3-0 HSV ブンデスリーガ第30節】

 現地時間17日、ドルトムントはブンデスリーガ第30節でハンブルガーSV(HSV)とホームで対戦した。ドルトムントの香川真司、HSVの酒井高徳は揃って先発出場を果たす。

 直前のヨーロッパリーグでリバプール相手にまさかの大逆転負けを喫したドルトムントだが、リーグ戦では年内無敗を継続中。一方のHSVは14位という順位だが、残留争いに向けて負けられない状況にある。

 最初のチャンスはHSV。18分にピエール=ミシェル・ラソッガの浮き球パスからイヴォ・イリチェヴィッチがダイビングヘッドで狙うが、わずかに枠を捉えられない。

 ドルトムントは36分にミスから大ピンチ。スヴェン・ベンダーがGKへのバックパスの処理を誤ると、スヴェン・シップロックに拾われるが、マッツ・フンメルスがカットして事なきを得る。

 しかし、ドルトムントはその直後にスコアを動かす。左サイドで香川がボールをキープしてフンメルスにパスを送ると、17歳のアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチにダイレクトでパス。これを冷静に決めてブンデスリーガ初ゴールを決めた。

 さらにドルトムントは追加点を奪う。ロングボールに抜け出したアドリアン・ラモスがDFをかわしてゴールを叩き込んだ。

 ドルトムントは後半立ち上がりに数的優位となる。52分、ラモスのパスに抜け出した香川を相手GKのレネ・アドラーがエリアの外で倒してしまい、レッドカードを提示されて一発退場を命じられる。HSVは元セレッソ大阪のゴイゴ・カチャルを下げて控えGKのヤロスラフ・ドロブニを投入する。

 数的不利のHSVはさらに窮地に立たされてしまう。アルビン・エクダルが負傷を訴えるが、すでにGKの交代などで交代枠を使い切っており、2点ビハインドのHSVは9人で戦わざるを得なくなった。

 2人少ないHSVにドルトムントは容赦なし。香川がミドルシュートを放つと、こぼれ球をラモスが押し込んでリードを3点に広げる。

 その後もHSVを寄せ付けず、ドルトムントは盤石の勝利を収めた。ドルトムントは20日にドイツ杯準決勝でヘルタ・ベルリンと対戦する。

【得点者】
38分 1-0 プリシッチ(ドルトムント)
44分 2-0 ラモス(ドルトムント)
86分 3-0 ラモス(ドルトムント)

【了】

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