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G大阪、1勝もできずACL敗退。今季限りで退団するメルボルンVの象徴が決勝点

text by 編集部 photo by Getty Images

メルボルン
G大阪はメルボルン・ビクトリーに敗戦【写真:Getty Images】

【メルボルン・ビクトリー 2-1 ガンバ大阪 ACLグループステージ第6節】

 AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第6節が3日に行われ、ガンバ大阪はアウェイでメルボルン・ビクトリーと対戦した。

 すでにグループステージ敗退が決まっているG大阪は、連戦が続く中で主力メンバーを帯同させずにオーストラリアへ乗り込んだ。ゴールマウスには藤ヶ谷が立ち、岩下や米倉、大森、内田といったこれまで出場機会の少なかった選手たちが先発している。

 だがシーズンを終えてひと段落したメルボルンVに主導権を握られてしまう。13分、ボザニッチのシュートが長沢のハンドを誘い、PKが宣告されるとキッカーのベリシャが冷静に沈めてメルボルンVが先制する。

 さらに16分、バルバルセスが右からグラウンダーのクロスを送り、最後は今季限りでメルボルンVを退団するトンプソンが決めて追加点。G大阪はいきなり2点のビハインドを背負ってしまう。

 1勝もできず大会を去ることを避けたいG大阪は後半開始から内田に代えて堂安を投入。さらに62分には長沢を下げて最近存在感を増しつつあるルーキー呉屋を送り出した。しかし反撃は終盤にアデミウソンが奪った1点のみ。G大阪は1勝も出来ず、0勝2分4敗の成績でACLを去ることとなった。

 またメルボルンVに11年間在籍しリーグ戦224試合91ゴールを記録した37歳のトンプソンは、G大阪戦が同クラブで出場する最後の公式戦となる可能性があった。しかしファンに愛されたレジェンドは自らのゴールでチームを決勝トーナメントに導き、今月中に行われる1回戦の2試合でもプレーするチャンスを残した。

【得点者】
13分 1-0 ベリシャ(メルボルンV)
16分 2-0 トンプソン(メルボルンV)
84分 2-1 アデミウソン(G大阪)

【了】

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