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15歳久保建英、ユース選手権決勝へ意気込み「しっかり日本一を獲りたい」

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
久保建英【写真:Getty Images】

 第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝が2日に行われ、FC東京U-18が川崎フロンターレU-18に5-1で逆転勝利を収めて決勝進出を決めた。

 川崎F U-18の1点リードで迎えた後半開始から投入されたFC東京U-18の久保建英は、ピッチに入るとすぐに結果を残した。自らの仕掛けで得たフリーキックを直接沈め同点ゴール。この1点がきっかけとなり、FC東京U-18は一気に5得点を奪って逆転勝ちしている。

 試合後インタビューに応じた久保は「決めるしかないと思ったので、入ってよかった」と自らが決めたフリーキックの場面を振り返った。これまで大会を通じてすべての試合に途中から出場しているが、5試合で4ゴールを奪って大会得点ランキング首位に立った。

 15歳の中学生が高校生の大会で得点王を獲得するのは異例中の異例だが、本人は「チーム一丸となってここまでいい雰囲気でこれているので、あと1勝してしっかり日本一を獲りたいと思っています。自分としてはチームの勝利に貢献できるようなプレーができればいい」とあくまでチームの勝利に集中している。

 2年ぶりにクラブユース選手権決勝に進出したFC東京U-18は、4日に行われる決勝で日本一を目指す。久保はその試合でもゴールを決め、チームをタイトルに導けるだろうか。U-18世代の大会で15歳が得点王獲得という快挙を達成できるかにも注目が集まる。

【了】

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