あの選手は今どこで何を?~ポルトガルの闘将 フェルナンド・コウト~(後編)

ポルトガル代表として最多の45試合でキャプテンマークを巻いたフェルナンド・コウト。熱い気持ちを前面に押し出し、ルイ・コスタやフィーゴらのスター選手を鼓舞し続けた彼は今どこで何をしているのか。“闘将”の軌跡に迫るべく直撃インタビューを行った。

2013年01月15日(Tue)19時53分配信

text by 鰐部哲也 photo Tetsuya Wanibe
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【前編はこちらから】 | 【欧州サッカー批評4】掲載

自分と最も似ている選手

──現役時代、自分が一緒にプレーしたチームメイトで最高だと思った選手は誰ですか?

「この手の質問は難しい。“ひとつ”や“1人”だけを選ぶ質問はね。でも、(雑誌の)読者はこういう質問が好きなんだろ(笑)? 率直に言って、“1人の選手”だけを選ぶのはフェアじゃないから本当に答えるのが難しいんだ」

──たとえば、何人か挙げるとしたらどうでしょう?

「そうだな。ポルトガル代表ではジョルジュ・コスタ(現CFRクルージュ監督)。ポルトではブラジル人のアロイジオ。バルセロナではローラン・ブラン(現フランス代表監督)。ラツィオではミハイロビッチ、ネスタ、スタムかな。やはり、“隣で”プレーしたDFの選手の印象が強いね」

──子供の頃に憧れていた選手はいますか?

「1982年のスペインW杯のブラジル代表が好きだったね。ジーコ、ファルカン、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾの“カルテット”の華麗なプレーに魅了されたね。子供の頃は彼らのプレーをよく真似したよ」

──現在、プレーしている現役のサッカー選手で、最も(現役時代の)自分と似ている選手は誰だと思いますか?

「リカルド・カルヴァーリョ(現レアル・マドリー)だね。彼のDFとしての考え方やスピリットは僕に通じるところがある。だから、EURO2004でも途中でポジションを彼に奪われたけど、スムーズに譲ることが出来たんだ。ポルトガル代表での僕の後継者として、自分の持てるCBとしての経験をすべて彼に教えたつもりだよ」

──プレースタイルは少し違うような気がしますが。

「DFとしてのプレースタイルは少し違うね。プレースタイルでは、現在の代表だとブルーノ・アルヴェス(現ゼニト)かな。フィジカルが強くて空中戦(ヘディング)が強いところなんか僕に似ているね」

──現役時代、ゴールを決めた後、空中で前転するパフォーマンスが印象に残っていますが、どのような意味があったのですか?

「実は子供の頃にテコンドーをやっていたんだ。元々、アクロバティックな動きが好きだったのもあるね。最初は“お遊び”のつもりで始めたんだけど、自分のトレードマークのひとつとしてファンに喜んでもらえたらと思ってやっていたんだ」

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