長友も離脱。インテルはなぜ故障者が多いのか?

先月、インテルの長友佑都は膝を痛め、約1ヶ月の離脱を余儀なくされた。インテルは長友以外にも主力の故障が多い。なぜこのような事態に陥っているのか? チームの置かれた状況から地元記者が分析する。

2013年03月07日(Thu)11時19分配信

text by 神尾光臣 photo Ryota Harada
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今季はまんべんなくトレーニングしていたが…

 先月24日のダービーで、長友は左膝を痛めた。27日の検査の結果、チームが発表したところによれば、「左膝外側半月板の関節包靱帯損傷、および外側半月板関節唇の放射状断裂」。

 関節部にある半月板が大きく破損するなど、手術を要するような症状ではなかったようなので、保存療法が選択された。本人がブログで発表したところでは、1ヶ月の離脱までには及ばないというが、どのみち7日のヨーロッパリーグ(EL)、トッテナム戦の出場は無理だった。

 それにしても気になるのは、インテルの故障者の多さだ。DFの重鎮だったサムエルが故障し、ムディンガイがアキレス腱をケガすると、エースストライカーのミリートも靭帯を断裂。

 その代わりに守備のまとめ役として成長したラノッキアもケガ、そして今度は長友である。キブやスタンコビッチなど故障が慢性化していた選手はともかく、これは一体どこから来るのか。

 このクラブにとっては初めてのことではない。2011年の3冠獲得ののち、故障者が多発した時期があった。これについて、ジョゼ・モウリーニョの後釜として半年間チームを指導したのちに解任されたラファエル・ベニテス監督は「80%の故障は最近2年間でずっと一緒だ。私とスタッフはメディカルスタッフが何をしているかまでチェックはしていなかった」と捨て台詞を残して去った。そのときにはコンディショニングの段階で、ジムワークを急に増やしたことが問題として上がっていた。

 もっとも今シーズン、夏のキャンプを取材した時点においては、インテルはジムトレや陸トレなどもまんべんなくやらせていた印象があった。ストラマッチョーニ監督も「故障の種類自体は、長いシーズンを闘っていれば起こりうるものばかりだ」と語る。

 しかし、そのプレシーズンでも、体作りにのみ集中する事は出来なかった。EL予選を戦わなければならなかったからだ。その結果、現時点で30試合出場を超えた選手は実に8名に及ぶ。

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