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ミンティアはなぜ本田圭佑を起用したのか?

2013年03月25日(月)17時46分配信

text by 森雅史 photo editorial staff
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本田圭佑の“格好おもしろさ”

 では本田は現場で『格好おもしろい』人物だったのだろうか。

「ロスの郊外で2日間、1日8時間ぐらいかけて3本分とスチール写真を撮影しました。本当は1日3時間くらいにしたかったのですが、イヤな顔一つせずにやっていただいた……と言うより全編テンションを上げてやっていただきました。ストイックにものづくりをしている中で、とても建設的な意見が次々に出てきて心地のいい現場だったと思います。

 CMの中では本田さんではなく、『Mr・MINTIA』というキャラクター設定だから、演技してくれたんですよ。本田さんの中でそんなポリシーがちゃんとあったのだと思います。撮る度に自分でチェックして、もう一度やりましょうって。特にミンティアを探すシーンは何カットもトライしていました」

 プロ意識が高い本田らしいエピソードだ。撮影の合間に垣間見えた本田の人間性はどうだったのだろうか。西村さんは楽しそうに思い出しながら教えてくれた。

「撮影の合間にサッカーのお話をされていたんですけど、とても楽しそうで、すごくピュアな方だと思いましたね。それにとてもいい方でした。現場のスタッフにも気を遣っていらっしゃいましたし。だけど変に媚びていなくて、気配りは自然体でやっていたのだと思います。それでもちろんカリスマ性がありましたから、希有な雰囲気を持った人だという感じでしたね。オーラってこういうことだと思いました」

 キャッチフレーズが先に作られたCMに本田はすっぽりと収まった。そして本田の持つエッジの鋭さも映像に味を加えることになった。そして西村さんはこう振り返る。

「今では彼でなければこの作品は作られなかったと思います」

 どうやら本田にとっても新境地を開拓したことになったようだ。

【了】

初出:フットボールサミット第8回

フットボールサミット第8回『本田圭佑という哲学』
定価1365円

『フットボールサミット』第8回目の議題は、「本田圭佑という哲学」をテーマに日本のエース・本田の真価と進化さまざまな視点から検証しています。彼はなぜエリートコースから外れながらも日本を代表する選手にまで成長できたのか? 彼がいないとなぜ日本の攻撃は停滞するのか?

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