現地記者が“及第点”とした香川真司の一年 問われるモイズ体制での真価

香川真司のマンチェスター・ユナイテッドでの1年が終わった。ケガもあり、ハットトリックもあり、の1年を現地はどう評価するのか?

2013年05月23日(Thu)10時56分配信

text by 斎藤史隆 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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ケガを乗り越え結果を出した香川

現地記者が“及第点”とした香川真司の一年 問われるモイズ体制での真価
【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 19日、マンチェスター・ユナイテッドの香川真司のイングランド1年目が終わった。5-5で引き分けた最終戦のウェストブロミッジ戦では先制点を決め、リーグ戦は20試合の出場で6得点4アシストの記録で今季を終えることになった。

 一方でチームはリーグ最多の20度の優勝。香川にとっても、昨季まで所属したドルトムントでのブンデスリーガ2連覇を含め、3季連続で欧州のトップリーグで優勝したことになる。まずは簡単に達成できることではないという点だけは指摘しなければならない。
 
 とはいえ、今季の成績に本人が消化不良を感じているとしても不思議ではない。ユナイテッドでの貢献度がドイツ時代と比べて低かったという議論が出るのは仕方がないことだ。その大きな要因は、昨秋の負傷、ファーガソン監督のローテーションといったところにある。

 ひざをケガしたのは昨年10月に行われたCLのブラガ戦。その後、香川の姿は年末までの約2カ月間、ピッチから消えることになった。シーズンの早い時期に欠場を余儀なくされたのは新天地での迎えた香川にとって厳しい状況だったに違いない。終盤は3月のノリッジ戦でハットトリックを記録するなど、ようやく内容と結果が伴うようになってきた。

 だが、そうは言っても、その時期には過密日程を考慮したファーガソン監督のローテーションがフル回転していた。しかし、負傷がなければ、シーズン終盤にももっと起用される場面が増え、結果も残していた可能性も十分にあったのではないか。

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