本日、日本代表と対戦。試合前に知っておきたいグアテマラ代表とお国事情

6日、ザックジャパンと対戦するグアテマラ代表。実は3年前にも対戦している国だが、そのお国事情、そしてサッカー事情はあまり知られていない。グアテマラとは一体どんな国なのか?

2013年09月06日(Fri)11時40分配信

text by いとうやまね
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マヤ文明の末裔であるグアテマラ人

 青と白のユニフォームに記憶があるはずだ。グアテマラ代表と交えたのは、ちょうど3年前の2010年9月7日。ザックジャパンがスタートする直前のキリンチャレンジカップで、現日本サッカー協会技術委員長の原博実氏が、監督代行として指揮をとった。

 2試合のうちの後の方の試合で、その時、ザッケローニ監督は就労ビザ取得が間に合わず、貴賓席の窓の内側で戦況を見つめていた。結果は前のパラグアイ戦に続く2-1での勝利。原氏は代表監督での勝率100%という伝説を作った。

 中央アメリカ北部、太平洋とカリブ海に挟まれたメキシコの南にあるグアテマラだが、あまり馴染みがないかもしれない。一般的には、古代文明のマヤ遺跡があるところ、と説明したらよいだろうか。

 中でも、ティカル国立公園にある広大なジャングルに点在するピラミッド群は、映画『スターウォーズ(エピソードIV)』の反乱軍の秘密基地として、ロケ地にもなっている。

 マヤ文明はユカタン半島を中心に広範囲に渡っていて、グアテマラの人々もその末裔と言える。遺跡に残っているレリーフの神々を見ると、どことなくグアテマラの選手の顔に似ていないでもない。この地域の湿気は半端ないので、おそらくグアテマラ代表の面々にとって、日本の湿気など「へでもない」に違いない。

 マヤ文明には、サッカーの原型になるような球技が存在する。もっとも、スポーツという概念がない時代なので、神事として執り行われていたらしい。その競技は2チームで戦い、固いゴムで出来たボールを腰に着けた板に当てて、壁に作られた石の輪にゴールするというものだ。

 このあたりの神事には生贄がつきもので、試合が終わると同時に、主将の命が捧げられた。勝ったチームの主将か、負けたチームの主将かは、研究者の間でいまだに論争がたえない。メキシコにはマヤ文明の球技場遺跡が残っているので画像で探してみるといい。

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