栗原勇蔵インタビュー 横浜純情伝~ハマの兄貴が語る「横浜魂」~

ジュニアユース時代から横浜F・マリノス一筋。生粋のハマッ子である栗原勇蔵は、純度の高い横浜魂を胸に秘める稀有な存在である。強い想いがあるからこそ、バンディエラは自分だけでなく、周りにも、時に厳しい眼差しを向ける。そこに愛はあるか、と。

2013年09月14日(Sat)11時02分配信

text by 藤井雅彦 photo Kenzaburo Matsuoka
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心から愛してもらうために

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【写真:松岡健三郎】

 栗原はプロ入りから現在に至るまでトリコロール一筋を貫いている。近年では2012シーズン終盤には柏レイソルから完全移籍でのオファーを受けたが、残留を決めた。判断基準は選手によって違えど、彼の場合は至ってシンプルな考えが根底にある。

「いろいろあったけど、オレはもちろんF・マリノスのことが好き」

 昨今、これだけストレートにクラブ愛を叫べる選手はほかにいない。

 数年前、主にホームタウンでのPRのために作成した選手月替わりポスターに被写体となっている選手がそれぞれ一言をサインする企画があった。多くの選手が目標やモチベーションを書き込む中で、栗原は間髪入れずにある三文字を書いた。

『横浜魂』

 横浜生まれ横浜育ちだけに、地元には強い愛着を持っている。F・マリノスと横浜。いずれも栗原にとって切っても切れない縁がある。

――加入して現在に至る過程で、クラブは変わってきたという印象を持っている?

「基本的には変わっていないと思う。クラブのトップである社長が何度か交代しているわりにはブレていないと思う。大雑把かもしれないけど、オレはそう感じている」

――勇蔵がもっと身近である現場レベルではどう?

「うーん、まず監督は2年に1度以上のペースで代わっている(苦笑)。ルーキーの時のラザロニから始まって、岡ちゃん(岡田武史)、水沼さん(貴史)、早野さん(宏史)、桑さん(桑原隆)、(木村)浩吉さん、(木村)和司さん、それから今の監督のやっさん(樋口靖洋)。12年目で8人の監督と仕事をしているというのはどうなのか。そのうち長く務めていたのは岡ちゃんだけで、複数年という括りでも和司さんとやっさんの二人だけ。結果が出なければ仕方のないことだけど……。もちろん選手には大きな責任があると思うよ」

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