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長友佑都 10年前

苦戦を予感していた長友「カンビアッソも『今日は本当に難しい試合になる』と試合前から言っていた」

text by 神尾光臣 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「(相手が)5バックになるとなかなか難しい」

――長友選手自身は攻撃に絡めたと思いますか?

「もちろん絡めた部分もあったし、絡めなかった部分もある。ただ相手が5バック気味になっていたんで、まあ結局僕にマンマークが付いていたんでね。僕は上手くそのマンマークを高い位置まで引きつけて、僕の上がった後ろのスペースのところにアルバレスとかが入ってきてっていうのをやっていました。

 ずっと僕らの戦術っていうか、監督もそこを狙っていこうという話をしています。まあ5バックになるとなかなか難しいですね。僕にも結構近くにマークが付いているし、そこで僕がうまくマークを引き連れて、スペースを作るという動きをうまくやらないといけないなと思います」

――練習から監督からは、サイド攻撃を重視しようと指示されるのでしょうか?

「もちろん。サイドを起点にずっと攻めて、サイドの選手もずっと結果を残してきているんです。相手もその分警戒してくるし、やっぱりマンマークで、結構僕やジョナタンなんかも付かれて……。

 アタランタって普段4バックでやっているにもかかわらず5バックにしてきて、徹底的にサイドを抑えようという意図が彼らに見えました。そうなった時に、僕らの中でうまく組み立てて、サイドを使いながら中でもできるっていう、そういうバリエーションっていうのをもっと持っていかないと」

――またすぐウディネーゼ戦です。

「まずしっかりコンディションを整えるっていうのが第一なんで。僕もリーグ戦10試合目で、全部フルに出させてもらっているんで、いいコンディションで試合に臨めるように、監督の期待に応えられるように頑張ります」

【了】

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