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代表 10年前

11月に日本と対戦。FIFAランク5位、ベルギー代表の強さとは?

text by 桑村健太 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ベルギー代表の正体は「プレミアリーグ連合軍」

 ベルギー代表はW杯欧州予選のA組を首位で通過し、本大会への出場権を獲得した。若干グループには恵まれていたものの、2位のクロアチアに勝ち点9差をつけての突破だった。さらには先日発表された最新のFIFAランキングでも5位につけ、来月行われる本大会の抽選会でも第1シードがすでに内定している。

 そんなベルギー代表は、「プレミアリーグ連合軍」と表現しても差し支えないだろう。現在、ベルギー代表の中心選手の多くが、プレミアリーグのトップクラブで若手でありながらも主力として戦っている。

 例えば、ヴァンサン・コンパニは強さとキャプテンシーを兼ね備えた世界有数のセンターバックで、曲者揃いのマンチェスター・シティでもキャプテンを任される不動のリーダーだ。

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チェルシーで攻撃の核となっているアザール【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 チェルシーに昨シーズンから加入したエデン・アザールは切れ味鋭いドリブルが武器のアタッカーで、ここまでほぼ全ての試合に先発出場。英語で「危険」を意味する「Hazard」が名前のスペルであり、対戦相手にとってまさに危険極まりない22歳である。

 また、香川真司も所属するマンチェスター・ユナイテッドの試合で、インパクトあるアフロヘアーに見覚えはないだろうか。彼の名前はマルアヌ・フェライニ。強靭なフィジカルを備えたミッドフィルダーであり、194センチの長身から空中戦ではプレミアリーグ屈指の強さを持つ。

 他にも、アーセナルのトーマス・ヴェルマーレン、トッテナム・ホットスパーのヤン・ヴェルトンゲン、チェルシーのケヴィン・デ・ブライネ、エヴァートンのロメル・ルカク、アストン・ヴィラのクリスティアン・ベンテケなど錚々たるタレントが揃っており、まるでプレミアリーグ選抜であるかのような顔ぶれだ。ベルギーには将来性と話題性を兼ね備えた選手で溢れているのだ。

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