「みんなが納得するものを柔軟に考えればいい」
――ベストは1ステージ制だということですよね? 改革がうまく成功した暁には元に戻すと。(質問:サッカー批評:森哲也編集長)
「数字が達成されたら必ず(1ステージ制に)戻すとは限りません」
――わからないということですか?(質問:サッカー批評:森哲也編集長)
「わからないですね。活況下のブンデスリーガのようになれば戻すという考え方と、改革した大会方式が定着して盛り上がればわからないという考え方がある。どの時点でどのように検証するかはちゃんと決めないといけないでしょう。
これを皆さんにうまく言えないのは、大会方式は一度発表していますがまだグラついているからです。提案した大会方式には突っ込みどころが多数あるし僕らもわかっている。いまはポストシーズンを置くことだけは決まっていて、それで14年と15年(の予算)が守られているのは事実。
そこ(ポストシーズン制)さえ変えなければ、個人的には、15年から始まる前にみんなが納得するものを柔軟に考えればいいと思っています。選手会にも意見してもらいましたが傾聴に値するものもありました」
――具体的には?
「やはり2位が進出するのは違和感があると。2位でいいなら2位を目指すようになる。優勝には特権が必要なんだと。彼らもまだ議論が必要だと感じているし、僕らもそうしようと考えています」
――柔軟に議論するということですが、2ステージ制についても柔軟に議論して別方式にする可能性もあるのですか?
「うーん……、その辺りをお答えするのは難しいです。ステークホルダーに説明していることと、僕が言っていることが違って伝わるのはよろしくない。そこは全体の利益ということで斟酌して頂ければ」
続きは『サッカー批評issue65』にて、お楽しみ下さい。