フォーメーションから読む。日本はいかにしてオランダを苦しめたのか?

16日に行われた日本代表対オランダ代表の一戦。前半と後半、試合の流れがガラリと変わったが、それをフォーメーションから読み解くとわかりやすい。オランダのA級指導者ライセンスを保持する林雅人氏に聞いた。

2013年11月18日(Mon)11時58分配信

text by 川本梅花
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マンツーマンだった中盤

フォーメーションから読む。日本はいかにしてオランダを苦しめたのか?
両チームのフォーメーション

 オランダのフォーメーションは1-4-3-3(オランダはGKから数える)で中盤のMF(ミッドフィルダー)が逆三角形をとるシステム。一方で日本は1-4-3-3(もしくは1-4-2-3-1)で中盤のMFは三角形をとるシステムを採用している。

 そこで、システムをマッチアップさせるとオランダの中盤の逆三角形と日本の三角形がマンツーマン状態になる。この中盤のマンツーマンが、試合が進む中でどのように影響するのかが一つのポイントになる。

 オランダがボールを持っているとき、つまり日本が守備をする場面を見てみる。大迫勇也の横に本田圭佑が並んで守備をする。日本は守備のときには、1-4-4-2になる。オランダの2人のCB(センターバック)を大迫と本田がチェックする。

 本田が上がってオランダのCBをチェックして、大迫も高いポジションを取ってボールを追って、オランダのビルドアップを崩そうとする。しかし、このチェックがある問題をもたらす。

 オランダと日本の中盤の3人のマンツーマン状態が壊れて、オランダの逆三角形の底にいるデ・ヨングがフリーになれる。その結果、オランダが3対2で中盤を数的優位な状態で、しかも広い範囲で活用できるようになった。

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