フォーメーションから読む。日本はいかにしてオランダを苦しめたのか?

2013年11月18日(Mon)11時58分配信

text by 川本梅花
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流れを変えた香川の動き

 試合が進んでいくと、内田篤人がオーバーラップして攻撃参加できる可能性が高いことがわかる。なぜなら、左WG(ウイング)のレンスは、プレスが甘いという守備に少々難点があるからだ。逆に、レンスは、攻撃の際には貢献度が高い。

 レンスからファン・デル・ファールトへのダイレクトパスが通る。ストロートマンが裏へ抜けようとすると、日本のDFは真ん中に寄せられる。素晴らしいサイドチェンジのボールがフリーのロッベンに渡りオランダが2点目を得た。

 後半になって交代して入った香川真司がサイドからピッチの中の方に入ってポジションを取る。オランダのSBは香川の動きについていかない。日本の守備に変化が見られる。

 本田が高い位置をとってオランダのDFにチェックに行っていたのが、代わりに岡崎が高い位置をとってチェックに行くようになる。あるいは右サイドからは香川がチェックに行く。そして、後半に出てきた遠藤保仁がオランダの逆三角形の底にいる選手をケアする。日本は、前半の数的不利だった中盤の局面を後半になって解消してきた。

 前半から見られた日本の攻撃の可能性があった、内田の右サイドからの展開で、本田の同点ゴールが生まれる。

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