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アーセナル、サウサンプトンとの上位対決を制す

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サウサンプトンは防げた失点2つで久々の黒星
サウサンプトンは防げた失点2つで久々の黒星【写真:goal.com】

23日に行われたプレミアリーグ第12節、アーセナル対サウサンプトンの一戦は、2ー0でホームのアーセナルが勝利した。サウサンプトンDF吉田麻也はベンチ入りも出番なし。アーセナルFW宮市亮とサウサンプトンFW李忠成はベンチ入りしなかった。

首位アーセナルと3位サウサンプトンの上位対決。どちらも前評判以上のシーズンスタートで盛り上がっているだけに、好ゲームが期待された。リーグ戦11試合で5失点と最少失点のサウサンプトンを相手に、アーセナルがどうやってゴールをこじ開けるかも注目となるが、思わぬ形で試合が動く。

アーセナルは序盤からチャンスをつくった。11分、ウィルシャーのペナルティーエリア右の深い位置からのクロスは、左ポストに当たってゴールならず。18分には、右サイドからのエジルのクロスにラムジーがヒールで合わせるも、これも左ポストに嫌われる。

しかし、22分にサウサンプトンがアーセナルに先制点をプレゼントしてしまった。サウサンプトンは自陣右からGKボルツにバックパス。何でもない至って普通のパスだったが、プレスにきたジルーをかわそうとしたことが裏目に出て、ボルツがもたもた。あっさりボールを奪われ、無人のゴールに決められた。

それでもサウサンプトンは気落ちせず、同点弾を目指していく。前半はどちらも多くの枠内シュートを放てずに終了した。

後半に入っても堅い試合が続く。ボルツはバックパスを受け取るたびにアーセナルのサポーターにあおられたが、失点以降はミスなく対応。1点差のまま時間が経過していった。

アーセナルは70分、カソルラを下げてウォルコットを投入。約2カ月ぶりの復帰戦が古巣との試合になった。73分にはアルテタが負傷を抱えたようで、ロシツキが入る。

時間の経過とともにサウサンプトンは前がかりになるが、試合を決めたのはアーセナルだった。85分のCKのチャンスでメルテザッカーがフォンテに引っ張られ、PKを獲得。これをジルーが決めて、リードを2点とする。

試合は2ー0でアーセナルが勝利を収め、首位キープに成功した。サウサンプトンは、8月31日ノリッジ戦以来となるリーグ戦の黒星だ。

Goal.com

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